終い天神、庚申 (旧暦 霜月十三日)

 鬼畜な展開で「後編に続く」となった『サイコパス』。

 この脚本家氏、本当に救いのない物語がお好きですね。

 そも。
「犯罪係数」なる物差しと、それを元にした計測器「ドミネーター」によって判定された「犯罪予備軍」に対する即決裁判と速攻処刑というシステム、怖すぎます。

 しょせんは神ならぬ人の作ったシステムですから欠陥がないはずがない。
 その意味で、前編ラストの展開は予定どおりだったわけですね。

 ドミネーターが不完全であると判明したことで。
 過去にミンチにされた執行対象が実は犯罪者にならなかった可能性が出てくるわけです。

 これは執行官や監視官のアイデンティティー崩壊が始まる悪寒、ですな。