三隣亡 (旧暦 如月十四日)

 河村名古屋市長の個人的意見は、ともかく。
 そして、歴史的真相の究明も、ひとまず横に置いといて。

 あーゆー場で、あーゆー発言をすれば、どうなるか。
 くらいのことは予想できてないと、あかんですよ。

 まあ、判っててわざとやったんでしょうが。
 それでも相手の反応はステレオタイプと言えるほど、素人にすら容易に予想できるのにねぇ。

 かつて、小泉総理が、あえて要人の訪日中に靖国参拝したのと同じです。
 相手が怒ることは判ってるのに、あえてやる。
 しかし、その真意が不明で、言ってみれば子供が我を通しているとしか思えない。

 相手を感情的にさせ隙を作り、その足下をすくって状況を有利に持っていく。
 くらいの用意・根回しがないのなら、指すべき手ではないと思います。

 小泉元総理も河村市長も意固地になって、ただただ無駄に関係をこじらせる。

 国交断絶する覚悟があるなら、いいんですよ、それをやっても。
 私は個人的には、中国共産党などという人権抑圧集団は対話するに値しない邪悪なる下劣な存在だと思ってますからね。

 でもその後の発言を見ると、そんな覚悟はサラサラない様子。
 何がしたいんですかね、河村市長も小泉元総理も。
 市長の態度を支持した石原都知事も含めてのタカ派のかたがたこそが、実は感情的になっているのですよ。けっきょくは。
 トップがこんなザマでは、すべてしたたかな中国有利に展開しかねないですよ。