上弦、六星陰遁始め、甲子 (旧暦 水無月八日)

 だいぶ遅れてしまいましたが。

 ピーター・フォークさんのご冥福をお祈り申し上げます。

刑事コロンボ』は名作ですからねぇ。
 もちろん、氏に言わせれば「私はコロンボではない」となるんでしょうが。超有名な当たり役を得た俳優さん共通の叫びとしてね。

 コロンボ警部(英語原版では“lieutenant Columbo”なので、実は「警部」ではない)は日本語版では、ダサくてさえない中年男、というだけですが。
 英語版の台詞を聞きますと、実はかなりガラがよろしくない印象があります。想像するに、コロンボ警部は若い頃は、それなりに暴れていたんじゃないかと思っています(笑)。
 あるいは、コロンボ警部がイタリア移民の子孫という設定から、あれはイタリア訛りの英語なのかもしれませんが(ピーター・フォークさんご自身は東欧系をご先祖にお持ちのようです)。
 ピーター・フォークさんご出演の他の映画などでは、けっこう悪党が板にはまってたりしますから、案外、ご自身も若い頃は相当なワルだったりして……(笑)。

 実は、コロンボ警部は第一作『殺人処方箋』では、かなりこざっぱりしたいでたちの人物として登場したんですよね。コートはよれてませんでしたし、髪も、きちんとしてましたし。
 いったい、どこでどうなった?

 シリーズを通してキャラクターが構築されていく過程を知るためにも、買ったままになっている全集DVDを観ないといけませんな。