望、八せん終わり (旧暦 師走十五日)

 ずーっとトカゲ物語が続いてるんだが?

 トカゲが主人公で、ちゃんとストーリが成立するという証明になってますね。登場人物ほぼ二人のみで成立させた『終末旅行』と言い、勉強になります。
 まあ、元々が骸骨主人公のお話ですが(笑)。

 その骸骨サイド。
 何というホワイト企業♪ 失敗した部下を怒らず、学習へと導く。理想的上司というヤツですな。
 その“上司”の退出したあとで部下たちが輪になって語らう姿もまた、微笑ましくて。あの職場に転生したがってる視聴者が、いっぱいいると見たね(爆)。

 でも、トカゲ視点で見ると、骸骨側は完全な絶対悪であり超ラスボス。フリーザ軍団どころの話じゃない。
 まさかトカゲがベルトで変身するとか黄金に輝くスーパーになるとか、ないだろうから……敗北確定でしょうね。本当の主人公は骸骨なんだし。

 意欲的で冒険的な展開が続いてますが。
 でも、“現実世界”との関連性が、どんどん薄れていって、普通に異世界モノになってきてるのも事実ですね。そのあたり、何か隠し球があるんでしょうか?(今のところは、正体不明な敵側のワールド・アイテムだけだよなぁ)


 ときに。
 デミさん特製の羊皮紙の材料ですが……「せいおうこくりょうきゃくひつじ」ってサー。
 聖王国両脚羊→両脚→二本足。
 で、デミさんは悪魔。
 羊皮紙の製造現場を見たら、モモンガさんフリーズするに違いない。
(※ 中国の古典には「双脚羊」なる生き物が出てくるそうな)