いくら名作のシリーズであっても、さすがに二時間半は長すぎるよ。
だけでは感想にもなりませんか(笑)。
組織としてのレジスタンスの無能さ無策ぶりばかりが目立つ今作品でした。
まあ、要するに群像劇の構造が過ぎた、というところなんじゃないかと。
もちろん主役はいるものの、それ以外のレジスタンス側登場人物に尺を割きすぎた感が強いですね。しかも、すべて無駄働きで終わってるから……特にあの太っちょ整備員(『仮面ライダー ウィザード』の瞬平並みに不要キャラだった。いったい、なんであんな■■が好待遇?)。
とは言え、巷に多々ある酷評は、さすがに言い過ぎではないかと。
そもそも『STAR WARS』は冒険活劇であり、断じて空想科学作品ではありません。なので、整合性云々については生暖かい目で見守るべきもの。このあたり、往年の松本零士作品群の取り扱い心得と共通します。
ドンパチやってチャンバラやってブンドドしてくれれば、それでいいんですよ。で、調味料としての、お涙頂戴も少々。
実際、二時間半もの長尺ながら疲労感が少なかったのは、それなりに各戦闘シーンがきちんと作られていたからだと思います。ここが駄目だったら、尻が痛くて退席してたと思う。オイラは二時間くらいが限度なんだよ、座って動かないのって。
それにしても、『7』と『9』をつなぐ中継ぎ作品だからとしても、何も説明がありませんでしたね。
レイが、どうしてフォースを扱えるのか?
スノークは、けっきょく何者なのか?
などなど、などなど。ヒントのカケラすらなかった。
ひょっとしてスピンオフで扱えるよう、わざとスルーしてるのかな? だとしても、それで本編が穴だらけになるなら本末転倒ですけどね。
結論は『9』を観てからでないと、決めつけるわけにもいきませんが。さて何年後になりますことか。
新規に登場した動物たちは皆、可愛かったです。
ありゃ、チューイも大変だ(笑)。