大つち、三隣亡 (旧暦 弥生六日)

「ドローン」と言うと、個人的には『STAR TREK』シリーズ(TOS 以外)に登場するボーグ集合体の兵卒を思い出します。あの“SF機械ゾンビ”ね。
 最近だと『サイコパス』に出ていた警官代わりのロボットたち。

 どちらも意味するところは、今現在、社会問題になりつつある、比較的安価に市販されている代物と同様でしょうね。つまりは無人操縦機(UAV)。

 昔のラジコン飛行機やラジコン・ヘリは、すんごく高かったと思うのですが。
 ドローンは、下手すると福沢さん一人でお釣りが出る物まである始末。
 それでは、問題も多発しますわな。

 要するに。
 技術の進歩に比べて、それを使う人間の精神は「まるで成長していない……」
 ということでしょう。

 ルール作りとか言って、業界は必死に保身を考えているようですが。
 バイクがあれば珍走団が沸く実例からも、ルール作りだけでは制御不可能でしょう。だって、安すぎますから値段。
 簡単に手に入れば、バカは安易安直な使用をするに決まってます。
 実際、総理官邸の屋根に落ちていた事件が報道され、官邸周辺が警戒されているそのさなかに、真似しようとドローン持参でやって来たバカップルがいたそうじゃありませんか。
 それほどに人は無思慮で愚かなのです。残念ながら、法律で縛りをかけるしかないと思います。
 私だって、いきなり頭の上に墜落してきたらと思うと怖いし大迷惑ですからね。

 便利なのは良いことですが。
 しかしながら、高性能な機械・道具をオシメも取れていない幼児、あるいは未進化な野蛮人に与えても無駄なばかりか危険ですらある。
 ということです。