あのツアー会社、かつて北海道で人死にを出した曰く付きの会社だそうですね。
中高年の登山ブームに安易に乗っかって、その中高年を凍死に至らしめた無責任なツアー企画の会社。
で、今度は海外の歴史探究ブームに安易に乗っかっての現地丸投げツアー。聞くところによると、かなり無茶なものだったらしく(とんでもなく僻地なのに一日六時間歩く予定とか、予備日の設定が最初からなかったとか)。
過去にあれだけの事件を起こしながら、会社の体質が、まったく変わっていなかったということで。
亡くなったかたは、お気の毒ですが。
ツアー申し込みをする際、会社の過去を洗うことは必要だと思います。自身を守るためにね。
とは言え、まさかあんな過去があったなんて思いもしなかったでしょうね。ニュースで知って私もびっくりしましたから。「え? 廃業してなかったの!?」と。
まあ、もしも廃業したところで、名前を変えて同じ業種で起業するだけでしょうが。
だからこそ、業界自身に自浄機能があるべきでしょう。「同業者の風上にも置けない」という姿勢が必要です。そうなれば「前科のある者は業界に残れない」という不文律ができますから。
現時点でできることは、とにかくお金を払う先の実態を過去を含めてきっちり洗うということですね。
今のネット時代、玉石混合とは言え情報はありますから。
悪質企業を放置した観光庁の責任も大きいと思います。