日本の国民食について引き続き考えてみる(笑)。
ラーメン。
カレーライス。
この二点について、異論はないと思う。
問題は「三大国民食」とした場合の、もう一点。
某ロリな伯爵様も言っておられたように、ぐぐると牛丼と寿司が挙がる。
だが、伯爵様同様、私も、この二点には違和感を抱く。
なぜか。
視点を変えて。
ラーメンとカレーライスの共通点から考えてみよう。
※1 大人と子供、両方に人気。
※2 外食で人気。
※3 一部の勘違い大バカ店を除き、マナーにこだわらず気楽に喰える。
※4 一から本格的に作るのは難しいが、スーパーで材料を買えば家庭でも作れる。
※5 手間いらずのインスタント、あるいはレトルトがある。
くらいか。
これによって確定したと言えるのが寿司の脱落。
寿司にはインスタントやレトルトがないからね。
また牛丼は、その愛好者がリーマンとか学生とかのイメージで、子供よりも多少大人寄りの印象があるため、国民食として違和感を残すのだと思われる。
(あくまでも個人的意見だが、すき家のTVCMが、どうしてもしっくりこないのだよ。一家総出の外食ならファミレスか回転寿司だろーが)
そして、寿司と牛丼が国民食として不適合という決定的条件。
※6 日本向けにガチガチにアレンジされてはいるものの、元を辿れば外国料理。
ラーメンは、拉麺を起源としながら日本人に合うように進化した料理であり。
カレーライスも、「カレー粉」の存在しない印度のカレー料理 → U.K. のカレー粉を用いた代物 → 日本のカレーライス、へと変化してきた。
ということで。
牛丼と寿司が、そぐわないことには納得いったものの。
残り一つの国民食が何なのか……うーん。
ポイントはインスタントもしくはレトルトの存在と、何より日本への帰化料理である、ということだね。
うむ。
既存のイメージを無視して、日本の国民食を挙げるのなら。
蕎麦、饂飩、寿司、丼もの、茶漬け。
といったあたりだとは思うよ、うん。
(厳密に言ってしまうと、寿司は、その元となる鮒鮨などの熟れ鮨から、さらに遡ると大陸起源になりかねないんだけどね。もちろん諸説あるが……)