うーん……。
死んだと思っていた双子がピンピンして再登場したのは。実は、喰われたのではなく喰われたふりをしていた。
遅刻魔も実は無傷で生きていた。
どっちもカネで雇われて芝居打っていた。
あー。
興醒め。
もっと、びっくりするような、どんでん返しを期待していたのですがねー。
あの田舎町全体が、何かしらの“実験エリア”なのは大多数の視聴者が判っていたことですし。
あのとき、海辺で三匹のバケモノに襲われた中の一人が「話が違うっ」と叫んでいた伏線の回収は、これでできましたけどね。
「エキストラ」には、あくまでも「喰われるふり」だと言っておき、本当に喰われることを教えていなかった、ということですね。
て言うか。
喰われたふり、ったって、喰おうとしていたバケモノは、どーなってんの? 優花さんも、校舎屋上でバケモノに思いっきり刺されたはずなのに。
ひょっとして、バケモノたちも「茶番劇」に参加していたと? 「エキストラ」を喰っていい(これが「朱食免」?)ことを条件に、「メイン・キャスト」相手のときは迫真の演技をしていたとでも?
それとも。
あの御守りが、そこまで強力だと言うこと?
なら、それ欲しい(笑)。
でもねー。
無理がありませんかね。
「古きもの」というのは得体の知れない物の怪というよりも、異種生物って感じで捉えているはずですよね。「茶番劇」なる実験に関わった組織あたりは。
それに対して、まじないの類は……ないよなぁ。
御守りの詳細説明、次回にでもあるといいのですが。
実はアバズレだった双子を担当なさっている副ヘッドの迫力溢れる演技だけは素晴らしく光っていましたね♪
視点人物である主人公以外の全員が示し合わせて、主人公を騙していた。
というのは、最も思い当たるのでは、有名な押井守監督が各作品で、よく使ってきた手法ですね。と言うか氏の常套手段(笑)。
最近のハリウッドにも、ありましたっけ?
この展開は好きなのですが、今回は明かしかたに少しがっかりしました。
盛られていたのが血は血でも、人血ではなくバケモノの血だったというのは、妖之佑が読み切れませんでした。
ここは素直に敗北を認めます。
ところでね、筒鳥さん。
学会追放を焦っておいでのようですが。
そもそも国家規模での“実験”である「茶番劇」なんですよね。その機密事項を、いくら「生きた証拠」があるからって、学会発表なんて、そもそもできるはずないじゃありませんか。
論文書いてる自宅で不幸な“心臓麻痺”でも起こすか。書き上げた論文を持って急いでるところに居眠り運転のトレーラーでも突っ込んでくるに決まってますよ。
怖い怖い笑顔の人も、いることですし。
残るは、あの犬の正体ですが。
とあるまあるいおかたの読みのとおり、あの「ミセ」の関係者だったりしたら……さすがに怒りますよ。