年末の二十九日は「九」からの連想で「苦松」「苦餅」と言って、松飾りや鏡餅など正月用アイテムの設置を避ける日。
なのですが。
「二九」を「ふく」と読んで、むしろこの日を選んで正月の飾り付けをする地域もあるんだそうな。
面白いものですね。
地域差と言えば。
紅白の鏡餅が売られているのを見ました。初めてのことです。
確かに、お祝いの鏡餅に紅白色は理に適ってますが、それでも初めて見ました。
調べましたところ(Web って便利♪)、石川県の一部地域でのみ紅白の鏡餅を飾るとありました(なんで、それを愛知で売るねん?)。
これまた面白いものです。
逆の視点で見れば「鏡餅は、なぜ白い? なぜ紅白にならなかった?」という疑問が成立しますね。
お鏡でない普通の紅白餅なら、それこそ紅白饅頭と同じく普通にあります。例えば、棟上げ(建前)の餅撒きとかね。
なのに、鏡餅になると途端、紅白を見ない。
面白いと言うか、もはや不思議です。
私が知っている限りでは、紅白餅を飾るのは墓開きくらいです。
いやさすがに、「墓開きを思わせるから」鏡餅を紅白にしない、ということはないと思います。むしろ順番は逆で、「墓開きは生者でいう新築祝いにあたる」という考えから祝い餅の紅白を採用した、という性質のものです。
こうなると、鏡餅そのものの起源を調べないと、紅白にしない理由は判らないのかな。