山寺の和尚さんって酷いよなー。
猫を紙袋に押し込んで蹴るんだから。
しかも、楽しそうに「ダガジグダガジグ♪」って何だよそれ。
ってのは、まあ冗談で。
要は、坊主だって人の子。高慢ちきに偉ぶってるが俗物なんだぞ。
ってのを暗に示した皮肉だと思われます。
そう考えると、間に入る「ダガジグ」も、お経なんて小難しいこと言ってても、どーせ意味判って唱えてねーだろ? とも考えられます。
作者不詳の童謡って、意外と大人仕様で、なおかつ怖い要素すらあるものですからね。あのマザーグースみたく。
ところがぎっちょん。
念のために調べたんですよ、二番と三番。
そしたらまあ。
一番こそ坊主が主役ですが。
二番はマスオさん状態の人。
三番は水商売の女性。
なんですよね。
となると「ダガジグ」がお経なはずはなく。
さらに調べたところ。
我々がよく知る ver. は童謡が元ではあるが、当時に人気があったジャズを意識して作られた流行歌であるという経緯があるそうで。
二番と「ダガジグ」は、その際に追加されたものらしく。
また、童謡では二番(流行歌で三番になったもの)の主人公は狸とのこと。それを、マスオさんに合わせてなのか、水商売♀に変更した。
つまり「ダガジグ」は意味などない、ただの合いの手、格好良く言えばスキャットみたいなものだったと。
意外に奥も闇も深いな、この歌(笑)。