不成就日 (旧暦 葉月廿六日)

 惜しい爪切りを亡くしました。
 つか、実力差ありすぎですからねえ。勝てる確率ゼロなのに命かけるとか馬鹿ですよ馬鹿。蒼の薔薇みたく逃げるこそ勝ち。生きてる限りジ・エンドではない。現実主義者の冒険者を見習って少し利口になれよもう。
 ガゼフさんと言い、つくづく武士・戦士というのは不器用な生き物です。
 そんな不器用な者を大好きなコキュートス。あえて道を回ったのは、できる範囲での最大の敬意ということか。現実派からすれば意味の無い見てくれ、ハリボテに過ぎない行為・好意ですけどね。そんなんするより見逃してくれってのが普通人の意見ですよ。
 て言うか、NPCも“四次元ポケット”持ってたのねん。

 王女は、ここに来て、さらに何か企んでるぞ。
 シレッと蒼の薔薇の行き先を訊いてたし。
 ブレインから返却された剣を自ら持って、しかも素振り。そのうえで王のところへ?

 土下座では引き出せた情報が不充分だったと見えて、アインズは「死ぬ必要がある」などと、こちらも不穏な話。死んでみせて白い鎧を油断させる、ってあたりか?
 それにしても真面目に語るパンドラズ・アクターは格好ええな。さすが次期・面堂終太郎。

 あと一話で終わりかな。
 まだまだ全然、進んでないぞストーリ。
 これでようやく4クール、つまり“一年分”ですから、次があるなら“二年目”突入なんですが。
 さてどうなるんでしょ。