(旧暦 葉月廿四日)

「デザイアグランプリの情報を参加者以外の第三者へ公開することは禁止しております。違反が発覚した場合、即脱落となります。」

 荒唐無稽だから他言しても、就活生のお姉さんみたく笑うだけで信じてもらえないんじゃ?
 と思ったけど、救助も得点になるから、ライダーの目撃者はゲームが進むにつれ増える道理か。

 ツムリの神出鬼没さは現実離れしてますね。
 こーゆーあたりも、あるいは伏線になるのかも。

 ジャマトにやられた人が今どうなっているかはジャマトにしか判らない。
 ということは……負けて消えたライダーはジャマト側に捕まってる? あるいはジャマトになっている?
 犠牲者が敵側に転ずるという典型的設定ですか。

 それに倣ってなのか。
 今度のジャマトは噛みつく系ゾンビ。もちろん、噛まれた人はゾンビ化する、までがセット。
 公家、盗賊、ゾンビって、便利なキャラやなジャマト。

 第一ウェーブで一人。
 第二ウェーブで一人。
 それぞれ噛まれて第三ウェーブに続く。

 この二人のうち一方が失格なんだろうな。
 噛まれた二人とも、闘う事情というか動機を描いてるあたり上手いですね。これによって脱落者の予想が難しい。
 とは言え、紅一点が消えるのは絵的にマイナスなので、たぶん脱落はバスケ青年のほうでしょ。
 まあ自分がストーリ作るなら、噛まれた二人とも助かってーの、あのお調子者のおっさんをあっさり戦死させるけどね。

 つかさ。
 ゾンビの弱点は頭。
 だなんて相場、ありましたっけ?
 足腰砕いて歩けなくするほうが効果的だと思うけど……某バタリアンを除けば(苦笑)。

 就活生は面接官のことがあったわりに、まだまだ甘いですね。
 綺麗事な理想だけでは何も変わらんのよ。
 だからナーゴに怒られる。

 ゾンビ装備が長い爪とチェーンソーってのはギャグですか。
 どっちもゾンビキャラではないはず……まあ見た目が面白いからいいですけど♪

  ゲーム中に命を落とした者は、
  この世界から退場となる。
  十分にご注意ください。

 微妙な言いかただな。
 ジャマトにやられた者はジャマトになるっぽい。
 でも、命を落とした者は退場。
 両者は違う扱いなのかな。
 表現的に「退場=死」の意味で使いますが。
 この場合、ルール・ブックなので「退場」はそのまま退場と解釈すべきでしょう。
 であれば。
「この世界」からはいなくなる。
 けど、他の世界のことは判らない。
 つか、そもそも『ギーツ』の世界が現実かどうかすら怪しいからなあ。


GANTZ』の作者氏が『ギーツ』を盗作扱いしておられるそうで。
 妖之佑は『GANTZ』を読んだことないですし読む気もありませんから、内容については何とも申せませんが。
 盗作だとはっきりしているなら、世論を味方に付けて東映に落とし前つけさせればよろし。
 でも、ただ設定が似ている程度なら、そもそも GANTZガンツ先生との関係をどう説明なさるのか。
 言い出したらサー。
 例えば、戦闘員を従える悪の組織に変身超人が立ち向かう作品すべて、石ノ森作品の盗作になっちまいますよ?
 例えば、巨大ロボット同士の闘いすべて、鉄人の盗作になっちまいますよ?
 まあ、『龍騎』も当初はデュエルとの類似を言われたものですし。
 創作は先人の模倣から出発するものと考えれば、細かく五月蠅く言うと、創作の芽を摘むことにもなりかねません。
 あとね。物語のパターンって、ほぼ出尽くしてるんですよね。そんな中で一切合切被らずに新作を出すなんのは至難の業です。
 難しい問題ではありますね。