秋田竿燈 (旧暦 文月六日、眠り流し)

 今期のモモンガさんは、お仲間さんの名前を叫ぶのがお決まりコースのようで。
 三期に比べて親しみが持てやすいのは意図しての演出かな。大虐殺やらかしたアインズの残虐ぶりに退いた視聴者(あるいは原作読者の段階でかも)に日和ったのかもしれませんな。
 第一話でアルベドさんに、あえて「モモンガ様」と呼ばせたのも同様の意図かもしれん。
 ルーン文字の情報を求めてドワーフの国で出会った「ルーン技術開発家」のこだわり、つまり仲間が皆ルーン文字を見捨てる中をただ独り「廃れた伝統工芸」の可能性を信じ続ける姿に、皆が引退してもなおサービス終了までユグドラシルにこだわったモモンガさんが共感するのも当然の流れで。
 これも日和り目的での設定に見えてくるワケです。はい。

 とは言え、魔導王アインズに油断すると、あっさりコロされます。
「友好的に」と言うけど、その前に「最初は」と付いてますからね。
 後々にどうなるかは……デミさんたちに丸投げした帝国の属国化で占えるかもなー。

 金属を喰う亜人種ですか。昔、ネジを喰う冒険屋ってのがいたよなぁ。
 冷静に考えると、ハム助やリザードマンたちもなんですが、普通に言語を発音できるってのがムチャクチャではあるんですよね、口蓋の構造上。
 このあたりをリアルにやれば、魔法連打な異世界が舞台でもSFになるのかな?

 シャルティアの拘束魔法は大正解なんだけど、技名の連呼が演出的に間抜けすぎてねぇ……あれ、何とかならなかったのかな。

 この流れからしんすと、魔導国がドワーフの国に恩を売る形で国交樹立になりそうなんでありんすが。
 そこをあえて裏切るのが腕の良い創作者でありんすね。
 さて、どうなりんしょうか。