不成就日、興福寺薪能 (旧暦 卯月廿日)

 本当に、虎狼難が憎い。

https://news.yahoo.co.jp/articles/8e6334189cec1f0275759ae439ff5ba15d4d7262

 こういうかたがたの代わりに、例えば観光船のクズ社長とか誤振込の四千万円窃盗野郎とかが感染して苦しみ抜いて●ねばいいのに。
 と、不謹慎を自覚しつつ思います。


 さて。
ヴァンゲリス」という音楽家を最初に意識したのは、カール・セーガン博士がMCを務められた科学番組『COSMOS(コスモス)』でした。
 アルバム『Heaven and Hell(天国と地獄)』や『Albedo 0.39(反射率0.39)』の収録楽曲がBGMに使われていて、その曲が凄く印象的で。「どんな作曲家なんだろう」と番組情報からお名前を確認、アルバムを買い集めましたね。冨田勲ともYMOとも喜多郎とも違うシンセ曲を斬新に感じたのです。
 当時は「ヴァンゲリス・O・パパサナシュー」って日本語表記だったと思う。「ギリシア人の名前ってこんなんだ」と知った点でも記憶に強く残ってます。
 世間的には映画『Blade Runnerブレードランナー)』や『Chariots of Fire(炎のランナー)』や『南極物語』のサントラ担当として今でも有名ですけどね。オイラの周囲で「『コスモス』のBGMに使われた」と知ってたのは一人もいなかった(汗)。
 勢い余って、彼が結成したアフロディテス・チャイルドの異色アルバム『666』まで買ったものですよ。実に実にアクの強いアルバムでした。
『コスモス』よりも前、あのイエスに参加する、という噂が立ったことがあって。もしも実現していたら、イエスはどんなバンドに変貌していただろうかと、楽しい想像ができます。が、その反面、そうなっていたらイエスの名アルバム『90125(ロンリー・ハート)』および大ヒット曲『Owner Of A Lonely Heart(ロンリー・ハート)』は世に出なかったんだろうな。とも思うわけです。

 R.I.P.