望、一粒万倍日 (旧暦 睦月十七日)

 言うても無くなるはずねーし。

https://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/2202/16/news123.html

 対策としては「サインする→販売ルートに乗せる」の順番を廃止することです。

 版元であれ書店であれ、まずは受注する。
 その中から抽選、当選者に支払い手続きを済ませてもらったうえで、当選者の名前を入れたサインを著者が書き込む。
 これで転売をある程度は防げるはずです。為書きがあると、よほどの歴史的偉人の筆か、逆に為書きされた名前が偉人でもない限りは、価値なんか付かないですからね。

 だからさ。
 例えば、佐藤ジョンスミス太郎さんがテンバイヤーから高値で買ったサイン本に「山田イワノヴィッチ花子さんへ」と書かれてあって、それを佐藤さんは喜ぶかな?
 ってことっスよ。

 これ、林原めぐみさんがサインを求められるとき、特に業界関係者が「いやー、甥っ子に頼まれてねえ」みたいな状況で、必ずやっておられることなんですよね(少なくとも『ハートフル』が放送されてた頃は、そうだったはず。『ブギーナイト』がネット配信になってからは聴いてないので知らん)。

為書きのお名前は?」
「ああ、為書き要らないから」
「なら書きません」

 と突っ返すそうな。
 大正解だと思います。

 サイン本も、この方法でいくしかないでしょう。手間は増えますが仕方ない。
 でも、これで適正な価格で本当に欲しい人の手に届くなら、手間を惜しむべきではないでしょ。
 つーか、ファンなら自分の名前が為書きされてたらもう喜び倍増に違いなく♪ 良いファン・サービスになりますよ、きっと。

 テンバイヤーの行為なんて、真っ当な商取引にはカテゴライズできないからね。
 真っ当な取り引きをしているところに強引に割り込んで無理矢理カネ毟り取る迷惑な存在に過ぎない。
 百歩譲って餓死しかねないほどに追い詰められているならまだしも、ただのカネ儲けでやる連中はゴミだよゴミ!