(旧暦 師走十七日)

 カリちゃんが謝罪するなんて、天地がひっくり返らないか!?

 全身火傷は、あんなものではなく、ほぼ即死します。皮膚呼吸ができなくなりますからね。BJでもなければ助けられない。ドクターXはどうだろ?
 なので病院のベッドに横たわる一輝の包帯まみれミイラ姿がギャグ漫画にしか見えません、残念ながら。まして、無理して動いて戦闘できるレベルじゃないんだよな。徹底的に妥協しても意識不明がいいトコ。
 実際の炎でなく霊的なもの、地獄の業火とでもしておけば、まだ納得もできるんですけどねぇ。ま、その場合は物理的な火傷じゃなく原因不明の意識不明って感じになるかな。

 フリオはオルテカに親友を殺され暴走。
 それをリバイスが止めた結果、フリオの力もギフ様の元に。
 力を失ったフリオにとどめを刺そうとするオルテカ。
 そこに立ちはだかったアギレラ様は、まさにヒーロー、王道。
 お二人の逃避行は、まだ続くようで。
 まさか、フリオがいつも口にしてはアギレラ様にビンタされてた「スマイル」が、こんな重要キーワードだったとは。

 ギフ様を見て怪しく微笑む長官の言う、

  人間万事塞翁が馬

 とは、要約すると「先の事なんざ判らない」。
 つまり。
 今が良くても後に悪くなるかも、今が悪くても後に良くなるかも。
 喜んでいる者に対しても、悲しんでいる者に対しても、どちらにも使える便利な言葉ですが。
 長官は、どういう意味で呟いたのか……?

 言葉と意味が繋がらないので調べてみました。と同時に記憶が甦りました。ああ、そう言えば習ったな、と。
「人間」は厳密には「じんかん」と読み、世の中のこと。
「塞翁」は塞(とりで)に住む爺様のこと。
「馬」はそのまま。爺様の持ち馬。
 つまり直訳すると「世の中すべては、塞翁の持つ馬のごとき」となります。
 で、「塞翁が馬」に内包される意味が圧縮されすぎてて、まさに七転八起か七転八倒。だから言葉と意味が繋がらない。
 ここから先は、ぐぐってくださいましな。漫画の展開みたいで、わりと面白いです。

 変身強制解除が続くヒロミっちは肉体年齢八十歳越えになっとるそうで。そりゃ変身に耐えられんわな。
 デモンズドライバ、やばいな。