上弦、八專終わり、三隣亡 (旧暦 神無月七日、玄猪、炉開き)

 世の中って不公平ですよね。



 倫理から逸脱して自らの家庭を崩壊させ、自身は出家という逃げをきっかけに著名人・売れっ子作家となり、あまっさえ人々に上から目線で説法する尼僧作家。

 人を罵倒し恫喝し自分勝手なマナー(?)や改名を強要、創作占いで一件何十万も荒稼ぎ、しかも反社とズブズブの関係を持っていた占い師。

 そんな二人の悪党……というのは言葉が過ぎますか……なら、二人の罰当たりが、ともに大往生。
 尼僧作家は出す本が売れる売れる講演会は密密密の酒池肉林な破戒僧三昧。
 占い師は日頃から孤独死も病院で死ぬのも嫌だと、けっきょく養女を取り、その養女さんと同居していて美味しい物を食べた後に事切れた。

 自由に生きることは悪ではないですが。むしろ、人は自分の生きたいように生きるべきだと思いますが。
 でも、他人様への迷惑を最小限にすべく努めるのもまた大切なことではないでしょうか。
 失礼ながら、このご両名には、そこが大きく欠けていたとしか。

 何の落ち度もない母子が老害上級国民のプ*ウスロケットに殺されたり、回復に努めていた患者がストレス溜めた身勝手な看護師に点滴で殺されたりするというのに。しかも、ともに刑が軽いときたもんだ。
 でもって、罰当たりは毎晩を枕を高くして眠り、贅沢で豊かな暮らしを送り続け、無知なる大衆にチヤホヤされたまま歳を取って死んだ。

 世の中って、ほんっとに不公平ですよね。

 せめて、あの罰当たり二名が迷わず地獄に直行しますように。
 たのんますよ閻魔様。