土用、望、恵比須講 (旧暦 長月十五日)

 f:id:mitaayanosuke:20211021015211j:plain
 『渡り鳥とカタツムリ 3』
  高津マコト/クランチコミックス


 前巻、つぐみさんが目的地は日本海と言ってたから、諏訪からそのまま北上すると思ってたら、西に移動した模様で飛騨高山。そこから北へで富山、石川。
 つまり日本海日本海でも能登半島だったのですね目的地。

 前巻で失速した印象が、この巻でさらに鈍亀化してます。
 そりゃそうです。本の三分の二近くを逗留してるんですから(笑)。ほとんど前に進んでいないという……。
「住める駐車場」の外川さんご夫妻は、再登場の朝香さんご夫妻同様に、かなりユニークなかたがたのようで。居心地は良さそうですな。
「スネーク」だの「ハーロック」だの「柳生十兵衛」だの全部判るオイラって……。何なら、そこにイグアナやってる若い頃のタモさんも加えようぜ。
 雲平くんが意外と子供の相手が上手いのには驚きと感心。これは凄い特技ですよ。子供って何考えてるか判らんから苦手なんですよね(汗)。
 つぐみさん、ナツキさんともに、大切な人を失ったっぽい。
 そして、つぐみさんの「お菓子作り始めてみたら?」という言葉が、雲平くんのその後への伏線になるのかどうか。



 飛騨プラネタリウムは最大六十名。駐車場は三十台。そんな大きな施設じゃないですね。
 つか、これは清見里人学校に含まれる施設で…………いや待て。昔々行ったことあるんじゃねーかオイラここに。たぶん、そうだ。
 廃校を再利用した体験系の施設ですよね。木造校舎があって講堂があって。で、サービスは最低限、基本的には自分たちでやれ、という。
 うーん、違うかな? もう少し情報が欲しい。せめて、何年前から営業してるとかだけでも。

 富山県南砺市はサラリと。
「インド人もびっくり」は元々、何のネタだったかな……あーなるほど、S&Bかあ。

 能登千里浜レストハウスは晴れていればメッチャクチャ素晴らしいオーシャンビューだなこれ。
 なんで雨なんだよ。

 で。
 能登穴水町川尻の「住める駐車場」。実在しますね。
 あとがきに出てた中川さん一家が、そのまま外川さん一家のモデルなんですね。
「自転車ごと海にダイブ」する「野生の子ども」は素晴らしいです♪

 いやホント、ちぃとも移動してない。
 雲平、有給どんだけ取ったんだ? つか取れるのかそんなに長期。えらいホワイトな会社やな。