(旧暦 文月廿日)

 その後、検索ワードを微妙に変えてぐぐってみたところ、一つだけヒットしました。

 愛媛の著名な狸マニア氏が、ご自宅で可愛がっていた雌狸の死後に「八豊雲陀申女」という戒名を付け、神様として祀るために蒐集品の中から御神体に選んだのが、例の狸像とのこと。
 少なくとも昭和十四年には、この狸僧侶の置物を所有しておられたようなので、それ以前から商品として巷に流通していたものなのでしょう。

 製品としてのモチーフが何なのかは依然として不明ですね。
 由来とか何もなくて、シンプルに縁起物として企画しただけかもしれないな。信楽焼の八相で有名なとおり、狸そのものが幸運のキャラだし。