あれで修正したとなると、元はムッチャ酷い出来だったんだろうなぁ。
余裕を持ったスケジュールと必要充分な人材の確保は大切です。万策尽きないためにも。
予想どおりの“おれたたエンド”でしたね。
しかも、この感じだと二期なさそう? 何せ、伏線のかなりを強引に回収した印象ですからね。そーとーに圧縮した最終話だと思う。
領主宅を訪問したときの族長の手がメタルちっくだったのは、シュワちゃん型ロボだったから。メカだから叡智様が効かなかっただけ。族長の魂が入っているわけでなく、たぶんリモート。テレワークであの魔法だから、少なくとも魔力だけはメタクソ強いな族長の本体。
同様に、クーデターのときに根岸さんがマミった族長も義体だった。その後に、驚く岡ちゃんに「死を回避する方法など数多くある」と言った台詞は、族長が一度として他者の前に本体で現れていないことを意味すると思われ。この引き籠もり野郎め。
深淵魔法で消された蜘蛛子さんは、並列意思をマザーに送り込んだのと同じ原理で、自らが産卵した卵に自身の魂を移動させ復活。
アラクネに進化した蜘蛛子さんが、自分の顔を転生前と同じと証言。加えて、グーパンチ蜘蛛子さんを見て根岸さんが「若葉?」と思ったこと、白さんが岡ちゃんに「お久しぶりです先生」と挨拶したこと、そして白さんの姿を見た山田くんが「若葉さん」と言ったこと、さらにはラストCパートで白さんが「ないわー」と言ったことで、白さんが蜘蛛子さんだと確定。
それと同時に、根岸さんの「ご主人様」は白すなわち蜘蛛子さんと判明。命の恩人だからかな。でもクラスメートのことを呼ぶ言葉じゃないよねぇ。
蜘蛛子さんの進化と同時に孵化した子蜘蛛たちは、たぶん十五年後の「悪夢の残滓」(コミュ障JKが転生したら子沢山で育児放棄って何だそれ)。
襲われた街の様子から、根岸さんの思考回路も明らかに。そりゃ、エルフを憎むよな。憎んで当然。
執事は、やっぱり根岸さんに噛まれて生存したか。あんな窮地でとっさに逆転方法を思いつくあたり、根岸さんは蜘蛛子さん並みにアドリブ能力が高い。
「リホ子」地雷を踏んだ夏目は、どうでもいい。つか、まだ出番あったことに驚きだわ。前回、白さんが心配してたのは戦車もどきの群れじゃなく、このことだったのねん。
十五年後に蜘蛛子さんとアリエルが組んでいる理由も明らかに。やたら明るいだけでなく、成り行きで助けた結果になっただけの吸血鬼コンビのその後を気遣うあたり、お節介な世話焼きさんにもなったようで。元体担当は表彰モノ勲章モノですよ。
これで、根岸さんたちが魔族軍に入った経緯も判ったし。
そんなアリエルが魔族領を目指すと歩き出したけど……え歩き? ああ、魔物になりたてと赤ん坊がいるから飛べないか。でも、蜘蛛子さんの転移術なら……あ、いや、蜘蛛子さんも知らない場所には跳べないかな。そうか歩きか。エルフの里を横断するだけでも日を跨ぐんだから、魔族領なんて相当かかるんだろうな。天竺へお経貰いに行くくらい遠いとか? まさか歩いて十五年とか? まさかねー。
第一話からの蜘蛛子さんの独り言が実は心の声であり口から出てなどいなかったことが、アラクネになったおかげでより明確に。独りだけであれこれ表情やポーズ変わるの面白いな。さすが、ぼっちを極めただけある(笑)。
なにせ、ずーっと蜘蛛の脚だったからねぇ蜘蛛子さん。
グッパグッパして指があることを喜ぶ気持ちは理解できる。
上半身だけとは言え人の形を得たことで人生ならぬ蜘蛛生の前途が開けた。
「しゅたっ、10点」とかも、戦闘中なのに楽しそうで♪
できれば、もっともっとアラクネ仕様の蜘蛛子さんの一人芝居を観ていたかったです(フィギュア出るけど、たっけー! 買えるかっ)。
勇者の成長でも禁忌がレベルアップするとは意外でした。
これで、目の前のことしか見えていなかった、あるいはそれ以外を見ようともしなかった山田くんの視野も人並みに広がるのかな。
その山田くんがどう動くかは……原作読む? 二期なさげだしー。