不成就日、三隣亡 (旧暦 弥生十七日)

 だから、これが、あの書店の本性なんでしょ。

https://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/2104/26/news143.html

 転売前提の話をしてる時点で本屋失格。

 昔と違って、今の出版物は鮮度が命の生鮮品という性格が強くなりすぎてます。
 そこへきて、転売を推奨するかのごときPOP。
 真っサラなまま転売されたら、その分、著者や版元へのリターンは確実に減る。鮮度が命で、これは致命傷です。
 何が「実証実験」なんだよ。こんなの思考実験で十二分だろ。
 自分の店で新刊が売れれば、それでよしってか?
 発売直後の転売が浸透すると、重版されなくなる。となれば出版社は、重版無しを大前提に新刊を乱発し続けるしかなくなる。結果、より多くの書き手を抱えてローテーションすることに。それは個々の著者にとって収入が減るという死活問題。要は物書きで喰えなくなるってコト。
 今ですら、極々一部の作家しか専業できてないのに、こんなことしてたら、しまいにゃ「趣味で書いてお小遣いになればいい」なんてレベルの書き手しか残らなくなるぞ。
 こんなにも書き手を軽視する本屋が図書館運営とか、ギャグですかね。
 もうさ、大御所作家の大先生がたに「自分の本は、あの店にだけは卸すな」と公言していただきたいですよ。

 勝手に店名の由来扱いされた蔦重も、さすがに呆れ果ててると思うな。

 記事に付けられたコメントの中に一件、ズレまくったのがあって、もはや笑うしかありませんが。
 周囲の反応見てると、多くの人が判っておられるっぽいのが、また笑えますね。