天しゃ、小つち、一粒万倍日、三隣亡 (旧暦 如月十九日)

 日本人の性格なんでしょうか。

 店が火の車と判ってて、なおも無理に立て直しを図り借金に借金を重ねた挙げ句、完全に首が回らなくなっての破綻。
 もったいないからと、カビた餅の青い部分だけ削って食べて、体内に毒素を蓄積。
 ここで止めたら無駄になるとばかりに、流れの悪い中を無理にガチャし続けて財布が空に。
 体からのSOSにも検査を受けず市販薬を飲む程度の適当な対処しかせず、病状悪化。
 飛車角を大事にしすぎるあまり、次々と金銀歩を無駄に失うヘボ将棋。
 古くは、敗北が見えているのに戦争をやめられず、中には陛下のお言葉である玉音放送の妨害まで謀る者すら。

 いずれも早期に見切りを付けて大胆な決断をすれば、傷は浅くて済んだはずです。
 それを最悪の結末にまで持ってっちまうのは未練なのか意地なのか、それとも単に馬鹿なのか。

 海外からの観客すべて拒否。
 海外からのボランティアも原則拒否。
 これだけで済むとは思えません。
 実際、聖火リレーも辞退者が出てきてますし(著名人の「スケジュールが合わない」は見え透いた言い訳だな。何ヶ月も前からオファー受けてるのに、よー言うわ♪)。
 選手、特に外国人選手にも辞退者が出て不思議はありません。
 最悪、注目選手が軒並み不参加で、中身スカスカの大会になるんじゃないかと。
 いずれにせよ、海外からのお客がゼロになる時点で大赤字確定。すでに大会は崩壊しているとも言えるんじゃないかと。

 危機感があるのか無いのか、聖火リレーの観客が密になっていても「問題ない」とする運営側の姿勢。
 あんなんでは、開会されたら、とんでもないことになるんじゃないのかな。

 素人である私の浅はかな考えながら「去年の段階で一年延期ではなく中止を、あるいはせめて数年単位の延期にすべきだった」というのは、あながち的外れではないと思うんですよね。
 申し訳ないけど、「大会の成功を祈る」なんてお為ごかしは、どう無理して絞っても私の口からは出ません。
 選手のかたがたには気の毒ですが、コロナ禍は一種の災害ですから仕方ないと思います。無理して開催するリスクのほうが問題だと思います。

 思えば。
 石原某は誘致活動名目で都税散財の欧州豪遊するし。
 競技場の決定デザインは、揉めてキャンセルされるし。
 大会ロゴは盗作騒動で作りなおしになるし。
 最初っからダメダメだったんだよな。誰かの「呪われた大会」って表現も、あながち外れちゃいない。

 まあオイラの中では、記念の五百円硬貨風神雷神のヤツ)をゲットできた時点で、もう大会は終わってるんだな(魔笑)。