初地蔵 (旧暦 師走十二日)

 編集長がチーム入りかと思いきや、ユーリに記憶消されましたとさ。これで脇役に逆戻りですね。
 話し合うより剣を交えるって。そんな体育会系は尾上さんのほうが適任だと思うんですけど……しかも、けっきょく伝わらなかったし。
 つか、そもそも飛羽真は“人を助けたい”のであって“仲間を斬りたい”わけじゃない。剣を交えてどうなるものでもないですよ。だからこそ体育会系脳筋の役目だったはず。明らかにミスキャストだよ脚本。
 ジオラマって作るのは楽しいんだけど、完成してからが困る。ひと月もすれば埃被るからね。細かく作り込むほど掃除が厄介。だからって毎日こまめに掃除する暇があったら次の作品に進むのがモデラーの性。結果、廃墟の街となってしまうのだよ。解決策としては、でっかい展示用ケースに入れるしかない。城に展示されてる城の縮小模型や駅に展示されてる駅の立体断面模型みたくね。とは言え、戦艦大和の立派な模型同様、飾りたくても庶民の民家では飾る場所がないわけで……。だからなんだよな、個人経営の店に明らかに「店主の趣味だろ?」的な巨大模型が店のコンセプトと関係なく飾ってあったりするのってサー。
 王様メギドがノリノリだと思ったら、ちくわ大好き獅子丸じゃねーか。





 桜井さん、意外とマメな性格をしておられる。桜井さんの記録から連想して、敵のルールが色だと気づく五代は冴えてます。
 ただのお洒落だと思ってたネイルが実はゲゲルの進捗を自ら確認するためだったとは、おそれいりました。
 地下施設の封鎖だけで大爆発の被害を止められるというのは大いに疑問ですが、まあ特殊な施設ってことにしときましょ。
 第3号の行動が意味不明とは、おやっさん、初めてまともな事を言った気がする。
 そんな、おやっさんだけでなく一条さんも、五代には気楽な冒険が似合ってると思っているのが、じぃんときますね。少しずつ物語の結末に向かっている感じで。
 古代リントの戦士は第0号にベルトを剥ぎ取られるまでは生きていた。第1話で指がわずかに動いていたので、たしかにそうでしょうね。だとすると、アマダムには“人口冬眠”の機能まであるということか。つか、先代のクウガって、ビリビリ無しでグロンギに勝ったんですよね。しかも不殺での勝利。何気に凄いではありませんか。
 不殺と言えば。五代に倒されたグロンギは、再生キノコを除くと全員が爆死。で、第0号に始末されたグロンギたちは第3号を含めて皆、死体が出ている。つまり爆死しない。やっぱり爆死は、B1号が鍵を挿したあのバックルによる人工的な現象で、おそらくゲゲル失敗の代償なんでしょうね。
 それと、もう一つ重要な点が明らかになったと思うのですよ。
 第3号が一時的に弱体化(だから変なモノ拾って喰ったらダメとあれほど♪)したとき人間態になりましたよね。ダメージを受けたクウガが白くなってさらに五代に戻るみたく。で、第0号によって殺されたであろう死体(最初期からの名バイプレイヤーが退場は淋しいものですね)も人間態だった。おそらく大量に発見された未確認生命体たちの死体も同様に人間態なのでしょう。
 ということはですよ。グロンギの本来の姿は人間態である。ということになりませんか? 連中は現代のリント社会に潜伏するために人間態になっているわけではなく、そもそもが人間態なのだと。そうとしか考えられません。
 であれば、クウガグロンギが本質的に同じものというのも頷けます。闘い目的で人を改造強化したのがグロンギである、と。
 グロンギになった人たちと古代リントが同じ種族かどうかは判りませんが(桜子さん説だと古代リント語に「戦士」の文字は無いとのことなので、少なくとも別部族ではあると思われます)。それでも、これは行き過ぎた武装が招いた人同士の殺し合いだった、ということになりますね。何という因果……。
 B1号は、なんで一条さんに手心を加えるのかな? ひょっとしてツンデレ