鏡開き、蔵開き (旧暦 霜月廿八日)

 自分、本放送のとき何話から観始めたんだっけか。
 舞茸先生がポメラ使ってたのは憶えてるから、そのチョイ前くらいからかな。

 Eテレで(実質的な再)放送中の『SHIROBAKO』が後半戦『三女』エピソードに入ったわけですが。
 前半戦、『えくそだすっ!』で使い物にならないどころか足引っ張るだけのクズなタローがマシに思える例のクソゴミ編集ご登場ですね。
 現実に、あんな初対面だと印象最悪、敵しか作らないと思うな。少なくとも会った人皆が「こいつ大丈夫か?」と警戒するレベル。
 実際にあるのかなぁ。原作者と制作の間を取り持つフリだけして、実は何もせず遊び呆けた結果トラブル起こして、責任すべて立場の弱い相手に押し付ける、虎の威を借るパワハラ編集って。
 いたら最悪だよな。そーゆーゴミ編集によって駄作にされたアニメも、きっとあるんだろうな。
 つか業界問わずいそうだな。中小は辛いよな。

 で前半、本当にストレス溜まるばかりでガチ「ミンチにして捨て」たほうがよさげなタロー。何が目指すは監督かプロデューサーだよ。「頭下げなくて済む」ってバカか。木下監督なんて冷や汗垂らして頭下げまくってるじゃないか(笑)。
 あるいは、いつも雀荘に入り浸りのナベPのことを仕事楽そうとか思ってるのかもだけど、あれは特殊な才能あってこそ。あの雀卓で、水面下の重要な交渉や情報交換とかがあれこれと進んでるんだからね。『えくそだすっ!』第1話の放送時にもムサニにおらず雀荘というのを矢野さんが呆れてたけど、あのときも外せない席だったはず。あるいは、あの場で『三女』版元の動きを探ってたかもしれないんだよね、ナベPはサ。そんな高度な情報戦、タローにできるかっての。
 ざっと調べた範囲で、現実に進行あがりの著名な人って富野由悠季監督と谷口悟朗監督くらいで。
 つまり絵を描かない(描けない)まま周囲に認められる監督になるのは、かなり突出した才能がないと無理ってこと。
 例えば、宮崎駿監督の画力の凄まじさは、原作版『ナウシカ』の絵を見れば嫌でも判る。枠も含めて完全なフリーハンドだぞ、あれ(それでも監督ご自身は「自分の絵の下手さに漫画を描くのを諦めた」と自嘲しているという。過ぎた謙虚は他者への皮肉・嫌みになりかねないのに)。そんな宮崎監督も、かつては東映動画で下積みしておられたわけで。
 通常ルートで監督を目指すなら、下積み必須ってコトね。
 作画の修行もせずに「監督」を目指すタローは、ただのバカでしかない。そーゆーステレオ型キャラとして配置したわけなんだろうけどね。
 でも、これまた現実にいそうで怖いな。絵心皆無のアニメ監督なんて悪夢でしかないぞ。そりゃ草野球の監督なら、ボール投げられなくても務まるかもしれんが……。

 対照的に、まったくの部外者ながらムサニに実力を認められつつある“ディーゼルさん”の立場は面白いですよね。
 正規ルートを通らず、つてと実力で業界入りするって話、実際に聞きますし。
 コネと言うと人聞き悪いですけど。人間関係、大切っス。