コロナ禍を鑑み密を避けるため、神社佛閣への初詣を年内に前倒しすることを推奨、という話ですが。
古い御札や御守りをお返しして新しい御札を頂くのは実は年内の行事。神棚などの準備をきちんと整えて、おちついて新年を迎えるのが正しい形です。大晦日や、まして三が日に新しい御札を求めるという慌ただしいのは、実は間違ってるんですよね。
なので、図らずも本来の姿に戻りつつある、とも言えるわけです。
もちろん、八坂神社の、おけら参りみたく年の替わり目である深夜に詣でる行事もありますけどね。
厳密には旧暦ではありますが。
師走の八日が年末年始の行事あれこれを開始する、事始め。
師走の十三日には煤払いや松迎え。
お餅の準備は廿九日(苦餅)を、お飾りは廿九日(苦松)と大晦日(一夜飾り)を、それぞれ避けなくてはならないので、これらももっと早めにするのが望ましい。
ということで、ただでさえ慌ただしい年末ゆえ、なるべく余裕をもって行事に臨めるようにすべきなのですよね。
全部を大晦日と元日に詰め込むからバタバタするんですよ。
日本ではクリスマスもあるから余計にね。
コロナに関係なく。
年越しの準備は早め早めに、ゆとりをもって進めましょうぜ。