「平成ライダーは主役が赤」とは、よく言われることですが。
たしかにイメージ的には赤が強いですね。
でも、本当に多数派なのか?
確認してみませぅ。
※ クウガ
五代がはっきり「赤」と言っているとおり基本形態が赤なので、赤で良し。
※ アギト
基本形態は大地を示す黄色。
ただ、ギルスが緑、G3が青、アナザーが橙であること。そして、アギト自身がバーニングを経てシャイニングへと火属性の進化を選んだことから、赤いライダーとするのも、あながち的外れではないとも思う。
※ 龍騎
赤龍(ドラグレッダー)と契約してるから赤だろ。
※ ファイズ
全身は黒だが赤いストライブがアクセントになっており、またカイザが黄、デルタが青のイメージなので消去法でも赤になる。
※ ブレイド
これは当時、巷で大騒ぎになった。「青いライダーが主役やってるぞ!」と。
※ 響鬼
色はマジョーラなのだが、ヒビキさんが炎に包まれて変身することから火属性の鬼だと判る。音撃棒と鬼石も赤いし。
ちなみに、威吹鬼さんは風、斬鬼さんと轟鬼さんは雷なので、やっぱり響鬼さんが赤のイメージ。
※ カブト
赤だね。うん、赤だ。
カブトゼクターも赤いし。
※ 電王
基本形態はモモの字が憑依するソードフォームだから、これも赤でいいと思う。
※ キバ
胸板赤いし、赤でええやろ。
※ ディケイド
本当はマゼンタなんだけどね。
でも、ディエンドの青に対比させるなら、赤に分類してもいいと思う。
※ W
基本形であるサイクロンジョーカーは黒と緑。これは斬新。
赤はヒートメモリがあるけど、出番少なかったなヒートメタル。
むしろアクセルが赤だから。
※ オーズ
タトバコンボは謂わばトリコロールだから赤のイメージではない。
最終形態のタジャドルこそ赤だけど、やっぱり赤いライダーというイメージが湧きにくい。ここがアギトとの不思議な違い。
※ フォーゼ
どう見ても白いスカイゼル……いえ、白いライダー。
もうはっきりしたと思う。十年ひと区切りとして十一作目からは意図的に赤を避けたと思われ。
※ ウィザード
と思ってたら、赤いドラゴンと契約しやがったよ。
※ 鎧武
オレンジです。誰が何と言ってもオレンジです。
赤はバロン。
※ ドライブ
これは赤だね。紛れもなく赤い。
※ ゴースト
黒い全身にオレンジのアクセント。
赤の気配はなし。
※ エグゼイド
パープル? ピンク? いや、マゼンタか?
※ ビルド
ラビットタンクは赤と青。
まさにキカイダー。
※ ジオウ
アクセントに赤いのはあるけど、銀のライダーってイメージ。
たぶんだが、オーマジオウが金だから、その成長前という意味じゃないかと。
つか、ぶっちゃけジオウの配色って電王プラットフォームなんだよな(爆)。
ついでなので、令和も。
※ ゼロワン
黒に黄色のストライプ。
赤は、むしろ迅。
※ セイバー
ド直球で炎属性だから。
最初の十作中で八人が赤。これは「赤=主役」の方程式が成立していますね。
一方で、十一年目からの十作では赤は二人しかいない。
合計で、赤は二十作品中の十人。何とまあ半分。
アギトとオーズを赤としても十二人。やっとこさ過半数というレベル。
やはり『W』以降で意識的に赤を避けた(と思われる)のが大きかったようで。
さて、今のところ1/2の令和は、どうなっていきますことか(気が早いね)。
むしろです。
「紫は強敵」のほうこそ法則性になってると思います。
王蛇とか、魔進チェイサーとか、ゲンムとか、ローグとか、滅とか、そしてカリバー。リュウタと電王ガンフォームも当初は厄介な敵だったし。
特撮だけでなくアニメもそうですが。濃い紫って黒の代用なんですよね。本当の黒だと画面で映えないから。だから濃い紫は必然的に強敵の悪役となる。例えば、ほむほむとかが、それに該当。
そんなこんな考えると、戦隊は意固地なほどに赤がセンターだよな。