(旧暦 葉月廿五日)

『アサルトリリィ』
「アサルト」の題名に誘われて観たものの。
 あれか、『なのは』っぽい素材で百合をやるのか。ちなみにリリィ(lily)とは……。
 戦闘シーンは見応えあるものの、それだけかなぁ。

無能なナナ
 能力のある少年少女を集めた専門学校で戦闘教育。人類を脅かすバケモノと闘う。という↑の百合アニメと似たような設定。
 なのに、第一話でいきなり、やられましたな。丁寧に心理と背景を描いた主人公と思われた虐められっ子をまさか、あーゆーふーに……。
 最後に映ったナナのスマホ画面を見て判っちまった気がします。人類の敵であるグロテスクな外見の「怪物」なんて、そもそも存在しないですね。能力者を学校というある種の閉鎖空間に集めるための口実ですね。で、集めたところで**するのが真の目的。要するに『地球へ…』や『地球ナンバー V-7』の社会構図。
 毎回、一人の背景を掘り下げてから最後に、という順繰り展開なのかな?

『神様になった日』
 ノリツッコミは今期で最高かもしれない。素直に笑えます。
 んが、脚本があの key の人なので、たぶん後半は全力で泣かせにくるはず。
 泣かせることだけを目的に、佐藤さんの正体は最後まで明かされないかもしれないな(泣かせ要素が佐藤さんの素性と関わらない限りは)。
 神様を自称するものの、今のところ披露した力は予言と読心だけ。本当に世界が三十日で滅ぶのかどうか。

『魔女の旅々』
 旅の行く先々で、となれば『キノの旅』という長寿作品がありますが。あの空気感になるのか、ならないのか。
 魔女になる試験が戦闘、というのは少し違う気がして、どうにも収まりがよろしくないですね。このパターンだと普通なら、国政的に魔法は軍事力として捉えられてしまいますから、『オバロ』や『SAO WoU』みたく。となれば魔女が気軽に旅できる世界であるはずがない。
 つか、魔女は最高位なので人格者揃いであるべきなのに、妬み嫉みのオンパレードな俗物すぎて、世界に絶望しそうだよ。作者は何がしたいんだろう? どうにも雰囲気だけで誤魔化してるようにしか思えないです。
 旅立ちのあたりは、絶対に『魔女宅』意識してるだろ、あれ。