庚申、一粒万倍日 (旧暦 文月廿七日)

 飛羽真の万年筆が気になって気になって。(;^_^A

 第一話を観た時点では、オーソドックスな黒軸に金装飾の所謂“仏壇万年筆”で、「どーせモンブランとかパイロットとか無難なブツにしてるだろ。下手すりゃ話数ごとにシーンごとに種類が変わっちまってるだろ」と何となくスルーしてたのですが。
 第二話でのアップで「あれ?」と思ったのですよ。それで調べる気になった。

 第二話に、と言うかOPに出てる、原稿用紙にあの台詞「覚悟を越えた先に希望はある」を書いているアップ。
 万年筆の首軸(書くときに親、人差、中の三本指で支える部分)に金の輪があるのは普通ではあるのですが、その位置が微妙で。
 一般的には、金の輪は首軸と胴軸(本体)の境目か、首軸のヘリか、どちらかにあるものです(両方にあるのも、もちろんある)。
 しかし、飛羽真のペンは首軸のヘリから少し手前、つまり胴軸側へ寄ったところに金輪がある。これは珍しいはずです。

 確認するために第一話のシーンを探しました。崩壊する世界の中で幼い飛羽真が少女を助けられなかった夢の直後の、ペンを持ったまま店の机でうたた寝してるシーンです。
 ふむふむ、なるほど。
 金輪の位置もですが。
 尻に挿したキャップの突端が特徴的ですね。丸くないだけでなく、普通の平らとも違う。斜めってる。

 ひょっとしてですが。
 ウォーターマンのエキスパートじゃないのかな?

 モンブランだと作家として王道すぎるから、少し変えてきやがったな(笑)。