百鬼夜行

「神殺し」ならぬ「鬼ころし」。

 我が愛知県にも「鬼ころし」という名のお酒がございます。
 聞くところによると全国複数の地域にあって、由来は「鬼のように強い人でも降参する」ほど旨い酒ということで。
 なんだ。ヤマタノオロチのヤシオリよろしく、鬼を酔い潰して退治する酒じゃなかったんだ(笑)。

 これを調べたときに出てきた、もう一つの「鬼ころし」。
 将棋の戦法なんだそうで。
 素人将棋で、よく見た手ですね。どんどん桂馬を走らせる奇襲。短気な人間が好む戦法で、けっきょく攻めきれず自陣を崩す(というか満足に囲えない)結果となり、よく自滅してました(爆)。
 チェスですと、ナイトが敵陣へ一気に攻め込んで、受けをミスるとあっという間にチェックメイトに追い込まれるという、ほぼ瞬殺の怖~い戦法があるんですがね。
 将棋のプロが指せば別ですが、こんなトリッキーな手を素人が選べば、そりゃ失敗率のほうが高いですよ。その意味では「石田流(早石田)」や「筋違い角」にも似てますかね。「横歩取り」も近いかな。一方で「縦歩取り(ひねり飛車)」は意外と地道な手。
 まあ、棋譜なんて年々進化するもので、妖之佑の知識も黴生えとりますが。(;^_^A