入梅、十方暮入 (旧暦 閏卯月十九日)

 値段が凄いけど。

https://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/2006/09/news089.html

キン肉マン』の超人たちには、それぞれ根強い熱烈ファンがいますからなー。
 でも、売れるのかなー?

 バッファローマンと言えば、正義超人軍団の重鎮ですが。
 周知のとおり、元々は悪魔超人七人衆の一人。
 ただの馬鹿力系悪役かと思いきや、ウォーズマン戦で一気に株を上げ、決勝のタッグ戦に至っては読者(視聴者)の心を鷲掴みにした超人。
 しかし、初登場シーンの姿(特に顔)は残念なものでした。いや、あれは本当に気の毒。デザイン固まる前に原稿に描いちまったって感じの、まるでラフスケッチなレベル。
 バッファローマンは悪魔将軍によって復活しての、反旗を翻したシーンのスキンヘッドも何か違和感バリバリで。デザインでいつも振り回されていた超人という印象があるのでした。

 ちなみに、その七人の悪魔超人が初登場した大ゴマには、後のシーンに出てこない超人が三人ほどいましたね。直後、ウォーズマンがハリケーンミキサーを喰らってリングに突き刺さっているシーンにも初名乗りシーンとは別の三人がいます。
 その後は、読者(視聴者)がよく知る七人になっているので、本当に不可思議な現象です(笑)。
 まあ、一瞬で消えた六人のデザインが揃いも揃って“やっつけ”なものでしたから、まさに週刊連載に携わる作画現場の修羅場さを垣間見られたシーン、と捉えるべきものなのだと思います。きちんと七人を決める時間はおろか、あからさまな矛盾を直す時間すらもなかったんだろうなぁ。

 さらに余談ですが。
 この「七人の悪魔超人編」にて、ステカセキングの設定は斬新だったと思います。
 ステカセキング自身には、音楽を鳴らす以外に何も技はなく。超人のデータが入ったカセットを入れ替えすることで、それぞれの超人もどきになれる。インストールするアプリで機能が変わるPCやスマホやゲーム機、と言うより連載当時に流行っていたクリーン・コンピュータのようなもの。今なら『ゼロワン』のヒューマギアみたいな感じで。
 デザインこそネタ系でしたが、本体はOSに過ぎずカセットが各種アプリみたいな設定は、先進的だったと思うのです。