下弦 (旧暦 卯月廿二日)

 妖之佑が常日頃から思っていることを言ってくださいました。

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200512-00010002-bestcar-bus_all

 本当に日本の政治家と役人はバカだらけです。

 環境に悪い分、税負担を増やす。
 この論理は正しい。
 が、なにゆえ旧車が環境に悪いのか、その理由が示されていないわけです。
 少し考えれば判ること。大事にしている名車をときどき転がす人と、毎日の通勤にハイブリッド車を乗り続けている人と、はたしてどちらがより多くのガソリンを消費しているでしょうか? いや考えるまでもないな。
 つまり。二酸化炭素排出について言えば、ガソリンの税金だけで賄えば平等なんですよ。使った分だけ税負担するのですから。なんで二重課税をするかな。バカなの?
 道路への負担も似たようなものです。同じ5ナンバー車の五人乗りでも旧車だと1トン未満がザラだった。今はコンパクトカーでも1トンなど軽く越えますからね。これも、そもそも重量税という平等なシステムがあるのだから、旧型車だけを悪者にして追加課税するのは行政が論理崩壊してますよ。
 まして、まだまだ使える車を次々と廃車にさせて新車を売りまくることのどこが環境に優しいのか、理解に苦しみます。イケイケで大量生産している工場の排出物質と消費エネルギーを考えろよな。

 ちなみに、バッテリーが主動力源であるハイブリッド車がエコノミーでエコロジーだとは、どうしても思えない。
 あのバッテリー、バカ高いクセに極端な消耗品だからサー(中古車市場でのネックだろ)。しかも使っている材料が環境に悪い物質だからサー。
 ハイブリッド車に比べたら、フツーのガソリン車やディーゼル車を適切に使うほうが、よほどエコエコだと思うよ。
 ハイブリッド車に比べたら、水素エンジン車のほうがエコエコの面では上なんじゃね? 一般向けの実用化は期待できそうにないけど。

 古いものが悪と言うなら、政財界の“先生”どもも処置しないとな。
 まずは政治家から始めようじゃありませんか。ささ先生がた、どうぞ遠慮なさらず。誰も止めませんから。