春分、彼岸中日 (旧暦 如月廿六日)

 チョイ前のことになりますが。
 今年の正月、『マツコの知らない世界』に宇多田ヒカルさんがご出演になり、通常放送時のマニアックな素人さんたち同様に、マツコの知らない「落とし物の世界」を熱弁されました。宇多田さん、路上の落とし物を写真に収めるのが習慣だそうで。
 これで思い出したのが路上観察学です。いえ、詳しく知るわけではありません。昔、『タモリ倶楽部』で紹介されたのを観た程度の知識です。とは言え、それが後々になり、某民放帯番組の関係でタモリさんがまだ首都圏から離れられなかった頃の初期『ブラタモリ』に繋がったんじゃないかと、個人的には思っているのです。
 その路上観察学に近い気がするんですよ、宇多田さんの習慣が。路上の落とし物から、あれこれ想像する。「学」とは違うようにも思えますが、実のところ「学」だって推論・推理するじゃないですか。推理に必要なのは想像力です。なので本質的には同じだろうと。

 観察学とも宇多田さんとも程遠くに未熟ですが、妖之佑も路上のあれこれを撮影する趣味は、いちおう持っております。くっだらない代物を撮ったりして勝手に喜んでます。
 フィルム時代は厄介な面もありました。それが最近では楽になったものです。写してすぐに確認できますし、撮影枚数を気にすることなくどんどん写せますし♪
 以前はコンデジでしたが、今はもっぱら一眼ですね。

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 某基地から転属してきたルミックスGF3 。これに例のボディーキャップレンズ BCL-1580 を固定装備とします。レンズ交換は、しない前提。これが楽なんだな。
 135フィルム換算で 35mm相当の広角レンズは近接、パンフォーカス、無限遠の手動3ポジションのみ。F値は8固定。ボディにしてみればレンズ未装着で強制的にシャッターを切るようなものなので反応が早いこと早いこと。何も考えずにガシガシ写しまくるのに最強でしょこれ。
 早さで勝るため、コンデジの出番がなくなりました。
 かつてはスタンダードな万能レンズとも言えた 35mm広角ですからね。路上観察だけでなく、これ一つバッグに入れとけばシャッターチャンスを逃すことも減ります、たぶん。

 レンズ交換しない前提と申しました。
 しかし、ご承知のとおりボディーキャップレンズには、もう一つあります。そう、対角魚眼の BCL-0980 ですね。
 それは使わないのか? もちろん使いますとも。

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 とにかく外でレンズ交換したくないので、レンズのためにボディがもう一つ必要でした(笑)。
 ので、オクでゲットしたルミックスGF1 。お安かった分、汚れや傷はありますが、実用上の問題はなさげなので、これを魚眼専用にしてます。
 シューに着けているのはハクバの水準器。魚眼を超広角代わりに使うので水平を確認したかったのですね。本当は外付けの光学式超広角ファインダーを着けたら格好良いのですが、中古でもお値段が洒落になりません。なので大柄の水準器でシルエットだけでも、それっぽく。
 この組み合わせを勝手に「なんちゃってホロゴン」と命名して悦に入ってます。とは言え、いちいち水平を見ているとシャッター押すのが遅れるため、あまり見てません(汗)。むしろ、付けると後ろ側にある電子ビュー用の端子が剥き出しになるのが精神衛生上よろしくないので、端子とシュー用の純正カバー着けたまま、つまり水準器着けずに使うほうが多いですね結局。(;^_^A

 しかしながら魚眼魚眼。超広角とは違う。
 ホロゴン相当の超広角なボディーキャップレンズが出てくれたら、それこそ踊って喜ぶのですが。
 もしそうなったら、さらにもう一つボディが要りますね。GM1 あたりがいいかな?(笑)

 魚眼の歪みを補正して広角の絵にできるソフトもあるそうですが、それは何か違うような気がするのですよね。
 いや、便利だし凄いなと思いますよ、もちろん。