一粒万倍日 (旧暦 如月廿五日)

 チョイ前に、ルノーのトゥインゴがRRで、しかもMT仕様も常設ということで楽しそうだ、という話をしました。
 仏蘭西の4ドア車で、ここまでできることに驚くとともに、日本車は何しとんねん? と思うわけです。

 かつて日本車の軽ではRRが普及してた。スバルの 360 や R2 、スズキのフロンテと初代セルボ、マツダは R360クーペ。
 小型車枠では日野が頑張ってました。コンテッサですね。
 今となっては、お高い車だけ。NSX と S660 ね(まー、←は厳密にはリアのMRですが)。

 ここらで個性を出す意味でも、日本車もRRを復活させませんかね。
 特にスズキさん、どうでしょ? セルボをRRで再起動させるとか。
 そもそもRRで乗用車のフロンテ(初代に相当するスズライトフロンテはFR)が、FF化を機に商用車のアルトを追加したという経緯があり、それがアルトのほうがワークスなどバリエーション豊富になって、最後にはアルトだけ生き残る。歴代アルトワークスの熱き魂は、元を辿ればフロンテクーペ、あるいはさらに前のフロンテSSに通ずると思うのです。
 失礼ながら、フロンテクーペと、その 550cc 版となる初代セルボを除くと、アルトワークスに並ぶほどの面白い車はフロンテ側には、なかった。ぶっちゃけ、セルボの堕落は二代目セルボと五代目フロンテがFFへ宗旨替えしたときに決定したと思います(例外的に面白かったのはトラック化したマー坊)。セルボモードとか全然ピンとこなかったよ。
 なので。ここらでドカンと、お転婆なRRの新セルボを、もちろん3ドアで。どうでっしゃろ?