(旧暦 霜月五日)

 小さなテーブルに対して五郎さんの背が高すぎるせいでか、両膝のはみ出した正面図が何とも滑稽で……。
 注文終えてお手拭き使う五郎さんが見上げてたの、あれ印度式弁当箱ですね。あの段重ねに各種カレーを詰める。フリマで買ったのがあるけど、例によって屋内行方不明状態だー。orz
 本格的な外国のカレーというと愛知万博斯里蘭スリランカの豆のカレーを食べたっきりです。あっちの地方は積極的に豆を使いますね。
 ちなみに、日本で普通に「インドカレー」の看板でナンを出してる店は、ほとんどが尼婆羅ネパール巴基斯坦パキスタンなど印度以外だそうですね料理も人も。印度の多数派はチャパティなんだそうで。以前、『タモリ倶楽部』のタンドゥール(ナン専用窯)の回で言ってました。
 でっかい葉っぱの上で、インディカ米を中心にカレーの円卓会議。いいですね~♪ あれでスプーンでなく左手で混ぜていけば本場そのもの。
 色とりどりのスパイスに、あきらかにバターの油膜。観てるだけで腹が鳴ります。冒険心を出して行ってみるか、インドカレーの店。
 サラサラなインドカレーに対して日本のカレーが粘っているのは小麦粉のせい。その小麦粉を使う源流は英国のC&Bを発端とする英国風カレー。日本は印度から直でなく英国経由でカレーを知ったため、そうなった。ヒントが「海」ってのは判らないなぁ。島国ってこと? あるいは英国は最初、魚でカレー料理を作ったとでも?

 にしても、久住さんはどこの店に行っても麦のエキスばかりですね。料理ごとに酒だって変えていけばいいのに。
 これだから酒呑みの味覚はアテにならない(爆)。