(旧暦 葉月廿九日)

 やっぱり苦労と言うか努力を重ねてきた人の言葉は違いますね。

https://lineblog.me/kageki_neko/archives/13233580.html
志茂田景樹さんの公式ブログ)

「懸賞小説の闇」と表現しておられますが、これは「人の心が持つ闇」そのものでしょう。
 強烈な自己肯定・自己正当化と、そこから来る承認欲求、そして思い違いによる妬み嫉み猜疑心。端からすれば迷惑以外の何物でもない。

 別に小説に限らず、落選したのには理由があります。
 質的なレベルが足りなかった、レベルはそこそこあったが競合した相手のほうが上だった、あるいは、そもそも応募規約を守っていなかった、などなど。
 なので落選したら「ダメだったか」と思い「自分には何が足りなかったのか」とか「自分には無理だ諦めよう」とか考えるのが普通の精神。なのに、↑の輩は「選考がまちがっている」と考えてしまう。あきれるほどの自信家です。もうサイコパスのレベルですね。
 人間の脳味噌なんてのは、それこそ神が降臨したかのごとき聖遺物級でもない限りは皆、出来は同じです。たいした差などないドングリの背比べ。なので「これは凄い。天才的アイデアだ。誰にも思いつかないぞ」と自身満々でも、世の中には同じことを思いついた人など三桁いえ四桁あるいはそれ以上います。妖之佑は下読みの経験なんぞございませんが、たぶん下読みさんは、それこそ何十作品も同じ設定と同じ展開の金太郎飴な応募作群を延々と読まされていることだろうと同情とともに推測します。
 受賞できるのは、そんなワラワラいる中で少しだけ突出している、あるいは選考者の琴線にたまたま触れた、てな程度なんだろうと思います。
 だからね、似た作品があっても、それは盗作じゃなくて、ネタ被りなだけなんですよ。
 仮に盗作でデビューできたとして、そいつは二作目以降をどうするというのか? 実力がないんだから絶対にボロが出ますからね。それとも二作目も盗作するかい? それ繰り返してたら、やっぱりバレますよ、「本人の作風が見えてこない」と。まさか「変幻自在の超器用な作家」とは言われんだろ(笑)。
 だから、たまたまネタが合致したとしても、「盗まれた」と考えるだけ時間の無駄です。まして抗議するなど阿呆らしい。それより次作に取り組め。そいつが本当に盗作野郎なら、すぐに消えるから。

 なのに、サイコパスどもは自分に絶対の自信を持っており、思い通りにいかないのは「どう考えても、おまえらが悪い」という思考から離れようとしない。
 こんなガイキチどもの中の極端な一人によって命を奪われた人たちは、さぞ無念だったことと思います。



 犠牲者のかたがたの実名が公表されましたが、著名作品でお馴染みのお名前が多々……。
 あらためて、きついな。