月遅れ盆送り火、大文字 (旧暦 文月十六日、盂蘭盆送り火)

 ちょいと楽しい記事が続きますなー♪

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190807-00010499-besttimes-life

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190814-00010517-besttimes-life

 待ってたら、C96 とか P38 とかの記事も載るのかな?


※ 以下、モデルガンおよび雑誌、専門誌からの知識を元に語ります。実銃を直接に研究・操作した経験は皆無ですので悪しからず。


 第一次から第二次大戦にかけて拳銃、小銃ともに大幅に進化しましたからね。
 特に自動拳銃は、それまでの「撃てればいい」思想から「安全に携行して即座に発砲できる」システムへの発展が凄かった。
 ちなみに、この流れに完全に乗り遅れたのが旧日本軍の拳銃たち。“自殺拳銃”は言うに及ばず。十四年式拳銃のセフティ・レバーやマガジン・セフティなんて酷いものだからね。あれなら、まだ南部式のグリップ・セフティのほうがマシだよ。
 独逸の軍用では、C96 系列のマウザー銃が拳銃としての使い勝手(装填方法や安全装置)に難があったのをバネにしてなのか、P08 から P38 へと急進化していった。P38 が完全というわけではないものの、かなり完成度は高くなりましたね(特筆すべきは、あの時代にすでにファイアリングピン自動ブロック機構を備えていたこと)。
 C96 、P08 、P38 は個人的に勝手に独逸銃の三役だと決めてます。ここに U.S.A. の M1911A1 を加えて世界大戦の四強オートと断定します。意見は求めん(笑)。
 いや本当は、M1935 とか SP47/8(P210)も加えたいんですけどね。何と言うか、どこかが物足りない? ↑の四つに比べると印象的に弱い? ついでに SP47/8 のほうは戦後生まれですし(汗)。

 終戦から 70年代までは、↑の銃器たちが改良される程度で続いてきましたが。
 80年代に、第二次大戦以来のオート大改革が起こりましたよね。

 一つは、米軍が長らく使ってきたガバメントから別の物に制式拳銃を更新するという重大な出来事。これのトライアルにと各メーカーがこぞって新型を投入してきた。新型を開発しなかったセコいS&Wは、もちろん早々に落選しましたが(笑)。しかも落選を不当として軍相手に裁判を起こしましたが(爆)。
 トライアル参加の条件は確か、「9mmパラベラム弾であること」「マガジンがダブル・カァラムであること」「チャンバーに弾が入ったまま安全に携行できること」「携行する状態からトリガーを引くだけで発射できること」あたりだったかと思います。この最後の条件ゆえに「セフティ操作無しで安全に携行できて、かつ、トリガーを引かない限り撃発が絶対に起こらない」という自動安全機構が開発ラッシュとなった。簡単にダブル・アクション機構だけで済まそうとしたS&Wは以下同文。
 トライアル参加は、語る価値もないS&Wの旧型は置いといて、M92 、P7M13 、P226 、HP-DA あたりだったかと。グロックが参加しなかったのは間に合わなかったのか商売上の何か理由があったのか。CZ75 は当時は共産圏のブツだから参加そのものが無理。
 個人的に残念だったのは、もしもワルサー社の P5 がダブル・カァラムだったら参加できたのに、ってこと(ワルサー社に、その気が少しでもあったかどうかなんて知りませんがね。なお、後の P88 や P99 は個人的には論外)。いや、個人的にはですよ、いろいろ出てきた自動安全機構の中で、P5 のオペレーション・レバー(デコッキング・レバーと呼ぶ人もいるが、それだと少々誤解が混じることになる)が最も優れていると感じているからなのですよ。
 P7M13 のスクイズ・コッカー(グリップ・セフティと呼ぶ人もいるが、あまりにも酷すぎる大誤解)は妙案ではあるものの、発射時に余計な握力を必要とするあたりが照準の邪魔をしそうで。
 M92 は、P38 のパクリだし。HP-DA はイマイチ、パッとしないし(をい)。トライアル参加組の中だと、P226 がベターだろうと個人的には今でも思ってます。なんで華奢な M92 に決定したんだろうねぇ?
 ついで話。わりと近い時期に自衛隊も制式拳銃を更新したけど、採用された「9mm拳銃」は P220 のライセンス生産品。名前から判るように P226 とは姉妹機の関係ではあるものの、シングル・カァラムなんだよね。なんで自衛隊はダブル・カァラムの P221 を選ばなかったんだろ? ホンマ不思議やわ。
 参加しなかったけど、実のところ 80年代当時ならグロックが最高だったと思いますよ。少なくとも当時の状況では、グロックには非の打ち所がなかった。あえてあるとするなら、銃器メーカーとしては新興だという一点のみ。新興メーカーの意欲的なポリマー銃が最高の性能を示した時代に、よりにもよって軽合金の、しかも銃身露出型という脆弱な銃を選んだ米軍は何を考えとったんだ?

 二つめは、もう言っちまった。
 ポリマー製の拳銃が登場したことですよ。これは事件と言っていいほどの衝撃でしたね。銃器は金属で作るもの、という常識をぶち壊したんですから。
 しかも、作ったグロック社は、それが初めて扱う拳銃だった、というセカンド・インパクト(笑)。
 元々はナイフなどの軍用アイテムを作る会社だったそうです。既存メーカーのような経験値がなかった分、先入観なしにゼロから理想的拳銃を設計できた、と社長が言っていた記憶がありますよ。実際、ユニークですからね、グロックの拳銃は。
 あのセイフ・トリガー・システムを単なる「トリガーに仕込んだセフティ・レバー」だとする声がありますが、誤解もいいところです。あのトリガーによって、スライドに内蔵されたストライカーがレスト・ポジションとコッキング状態とを行ったり来たりできるんですから、たいしたものですよ。
 グロックは当時、銃器メーカーとしては無名だったため、誤解による風評被害(あるいは既存メーカーが妨害目的で?)を受けたものです。曰く「プラの拳銃を作るだなんて、テロリストの応援でもする気か?」と。もちろん酷い言いがかりでしたね。ポリマー銃とは言え、ポリマーを使うのは主にレシーバ。バレルやスライドは金属製ですし、他にスプリングなどなどもあるわけで。空港の検査をすり抜けるなんてことは不可能なんですよ。
 なお当時、プラ製の拳銃は他にH&Kも作っていましたが、こちらは性能的にも構造的にもパッとしなかった。ために後発のグロック社に美味しいところ全部を持ってかれた形でしょうか。
 グロックを丸々パクって「SIGMA」と名付けて発売したS&Wが裁判でグロック社に大敗したのも有名な話。あの栄光のS&Wが、90年代にはとことん墜ちたものですよ。ゴミクズ会社と言ってもいいくらいにね。
 そんなグロックも、今ではすっかり旧式拳銃だもんなー。

 米軍トライアルの影響もあり、マニアや信者を除き、ガバメントに対する一般的な評価が下がった印象もありますが。
 ダブル・カァラムでない点を除けば、実のところガバは今でも完成度の高い実戦向き拳銃なのですよ。弾を装填したまま安全に携行できる点も、現米軍の M9(M92 の制式名)に負けてません。今でも一部の米部隊では現役ですしね、ガバ。
 ジョン・M・ブラウニングは偉大でした。

 現在の最高オートは、やっぱり 5-7 かな。弾が特殊な点を除けば、ほぼ理想的と言っていいんじゃないかと。
 とは言え、この 5-7 とて世に出てきてもう二十年は経ってますからね。
 ガスガンもいいけど、どこか作ってくれませんかね。構造重視した 5-7 のモデルガンを。