阿波踊り (旧暦 文月十二日)

 昨日は「山の日」。
 何それ…。

 想像するに。
「海の日があるなら山の日もないと収まり悪かろ不公平だろ」
 てな発想で作ったんじゃないかと。そのうち「空の日」もできるのかな(嘲笑)。

 その「海の日」が「七月に祝日がないから何か作ろう」という浅はかな考えからのもので。そもそもの「祝日」の意味・意義を放置して作業が進められたものと推測。
 なので、海の日も山の日も祝日に足る充分な由来などなく、こじつけだと思われ(御大層な理由は書かれてますけどね)。

 現在の役人と政治家のレベルを示す計測器としては有効でしょうね。
 つまりバカばーっかだと。

 これは、あくまでも当て推量ですが。
 八月十一日を「山の日」なる祝日にしたことで、かえって盆休みを取りにくくなる人が出てくるんじゃないかと、そんなふうに思うのですよ。
 例えば今年は、十、十一、十二の「土日月」三連休になりました。なので幼稚で低脳な経営者なら「三連休をもって盆休みとする」って、やりそうでしょ? お盆が十五日であり、その前後の数日がお盆の行事あれこれだという事実を無視して。
 むしろ、山の日なんて無いほうが、お盆休みを充分に取れる気がするんですよね。いえ、健全なる経営をしておられる企業なら、どっちでも関係ないでしょうけどね。でも、中小だと本当に稚拙で阿呆な経営者って実在するんですよ、ええ。「自己中な社長」と言えば判りやすいかな。
 そんなバカ経営者に言い訳を与える形に、山の日がならないかと心配になるワケ。

 お盆は昔から日本民族大移動が定着しているので、わざわざ祝日を設ける意味が理解できません。祝日なしでも夏期休暇が常態化してましたからね。そのままで、よかったんですよ。
 増やすなら、むしろ六月でしょうに。バカだよな、カレンダー決めた連中と法案に賛成した議員ども。

 ハッピーマンデーにしろ、海の日、山の日にしろ、最近のお上は歴史と伝統と文化をまったく理解していない、あるいは理解してはいるが尊重する意志が皆無、という印象がありますね。
 祝日は日付に意味があるのに毎年毎年、動かし続ける愚。
 そして、意味不明な祝日を連発する愚。

 このままだと日本は精神的にも衰退するぞ。