朔、大つち、三隣亡、弘前ねぷたまつり (旧暦 文月朔日)

 録ってたのを一週間遅れで観ましたよ、『最恐映像ノンストップ7』。
 最近のオカルト系番組では、これが一番マシですからね。

 まあ、とは言え相変わらず作り物動画が多いんですけどね、困ったことに。
 それと、過去に放送した動画の使い回しも(エレベータや駐輪場やノック魔や夜釣りに橋の下、あと廃墟巡りは全部、既出の動画だね)。

 今回、収穫だったのは岐阜のこがね神社。岐阜駅からちょいと歩いた柳ケ瀬商店街に隣接する神社ですが(骨董市目的で行ったことがある)。
 写真供養に伴って、いわゆる心霊写真も受け入れておられるというのが意外でした。お寺じゃなく神社ですからね。
 ただ、あれだと、せっかちな視聴者が「心霊写真を供養してくれる神社」だと勘違いしないかな。あれは、あくまでも写真供養の一環であり、心霊写真の処分を目的としたものではないので、そこは依頼する側がきちんと礼節を守るべきところ。この番組の常連になりつつある光照山蓮久寺とは心霊アイテムに対するスタンスが、まったく違うという点は理解しておかないとダメでしょう。

 しかしまー、「G&T」とか言うの、やめろ(爆)。
 宜保さんのことを悪く言う人も多いですが(某火の玉教授とか、某「大物だあ」作家とか)。妖之佑は、この人の語り口が好きでしたね。
 ご先祖や実家のお墓が遠方で墓参りが難しい、という相談に。
 室内の綺麗な場所に御遺影なりを置いて(無ければ無いでもかまわない)、お水と、できれば温かいお茶もお供えすれば、お気持ちは、ちゃんと通じますよ。
 と答えておられたのがね、とても優しさに満ちていて。変な霊能者とかイカレタ占い師だと「墓参りを欠かすとは、とんでもない。遠いというなら墓を移しなさい。地獄に落ちるわよ!」と脅しにかかるでしょ。そーゆーのが宜保さんの語りには一切なかった。
 だからね。宜保さんを、戦国武将の家系を自称する某オカルト僧侶と一緒にしてはいけません。あっちは禅僧のクセに除霊とか、筋の通らない事業を全盛期やってましたからね(寺で公式に悪霊退治をするのは密教系と日蓮系。禅寺は普通そんなことしない)。
 動いて喋る丹波先生も懐かしいですなー。『大霊界』は大ブレイクしましたからなー。
 映画のプロモで、デーモン閣下の『オールナイトニッポン』にゲスト出演なさったとき、途中で怒って帰っちゃったのが、無責任なリスナーとしては笑えたなー(あれには閣下と参謀、内心焦ってたな、たぶん)。

 イジメに対して我が子を守ろうとした父親の呪いは、さすがに背筋が凍る思いでした。
 何かの本にあったっけ。プロセスの困難な呪術(藁人形などなど)を実行させるまでに、その人を追いつめてしまった人間の業が一番怖い。と。
 学校も警察も力になってくれない。かと言って実力行使して自分が犯罪者になっても困る。となると残るは呪術しかありませんからね。お気楽に遊び半分でやるバカはともかく、切羽詰まっての選択を誰が責められましょうか。
 とは言え、呪うなら怨敵退散に留めておきましょう。これなら、嫌な相手を傷つけず、ただ遠ざけるだけですから(転校とか転属転勤とか退職などなどね)。
 怨敵調伏はダメですよ絶対にダメ。どうしてもやるなら相打ち覚悟でやる。相手だけ滅ぼして自分は助かろうとか思うなよ。人を呪わば穴二つ。いっぺん死んでみる?
 なお好奇心もあるものの、さすがに番組に出てきた呪法の詳細を調べるのは、やめておこう。知らないままのほうが安全ですからね。

 水子供養は……なんか、『鬼太郎』の名無しを思い出しましたよ。
 まさかとは思うけど、スタッフが『鬼太郎』を意識したり……してないよね? ね?
 それはともかく、名前は大切ですね。

 写っちゃった写真については、ちょいと西村さんもスタッフも敏感になりすぎてたかな。
 あれは、壁のシミだと思うなぁ。

 て言うか、ご一同がバスを降りて語らっていた古民家が素敵すぎて。
 あーゆー所に住みたい。悪霊は困るけど、善良な妖怪ならウェルカムです♪

 ナレーションが杉田智和さんなのは、やっぱり失礼ながらキャスティング上の失敗かもしれん。
 石塚運昇さんのイメージが大きいうえに、杉田さんのお声はキャラ的な馴染みありすぎるんだよ。(;^_^A