(旧暦 卯月十九日)

 なるほど。
 アルベールのフルネームはアルベール・ダンドレジーでしたか。道理で。
 で、三世候補の一人だったと。
 ルパンとは腹違い……いや、従兄弟ってトコかな。
 ま、どっちにしても一世の孫ではあるんだろ。なにせ、アルセーヌ・ルパンは恋多きイケメンだったからねぇ。真剣な恋愛は三度だったかな? けど遊びなら二桁どころか三桁でも驚かねーよ、あの女ったらし。
 つーことは、二世もたぶん。なので、三世候補は元々は山ほどいたのかもね(笑)。

 ちなみに、アルセーヌ・ルパンの本名はラウール・ダンドレジーね。ダンドレジーは母方の姓。
 つまり、アルベールにしてみれば、「ルパン」から母系の実家である「ダンドレジー」に戻る、という意思表示なんだろーね。

 そーそー。
 蛇毒のうち、マムシやハブなどの血液毒は血管に入らない限りは無害。口から入っても胃液で消化される。ただし、口内や胃壁などに出血(傷や虫歯や炎症などなど)がある場合は、そこから血管に侵入するリスクを否定できないので、噛まれた際の措置として、いわゆる「急いで口で吸え」は、やらんほーがいい。素直にスネーク・バイト・キットを使おう。蛋白質ゆえ加熱すれば無問題なので、フグみたく、わざわざ毒を取り除かなくても調理可能。つか、マムシやハブは丸ごと薬膳的な使いかたするほどだしなー。
 一方のコブラに代表される神経毒のことは知らん。ただまあ、コブラは噛むだけでなく口から毒を噴射する攻撃(目にやられると失明するそうな)もやらかすので、マムシ毒みたく容易には攻略できないと思われ。