先日、「日本メーカーには、まともな機械式クロノグラフがない」などと申しました。
己の愚かさを猛省しつつ、謹んで戯れ言を撤回させていただきます。m(_ _)m
いつものパターンですね。
妖之佑のアンテナが低すぎるってこと。orz
で。
撤回した理由が↓。
Knot(ノット)というメーカーだそうです。
ここに、発売されたばかりの機械式クロノグラフがありました。しかも十万円って!?
目を疑いましたよ。つか失礼ながら、パチモンじゃね? と思いましたよ。
ですが、調べてみると、志の高い社長さんによるベンチャー・ブランドのようです。
創業から四年近く経っているので、軌道に乗っていると見ていいんじゃないでしょうか。数も出ていて巷での評価も良いようですし、例の安*カメラみたいな悲喜劇にはならないんじゃないかな。
*原カメラは日本メーカーを名乗りながらも、中身ガチガチの中華でしたが。
Knot は日本での組み立てですし、心臓部であるムーヴメントが日本メーカーのそれですから、安心できると思います。妖之佑が注目しているクロノグラフはセイコーの物を使っているそうです。
え?
他社の機械を使ってて、時計メーカーを名乗るのはいいのかって?
いいんですよ。
だって、腕時計生産の最大手であるスイス。あの国の時計会社の大半はムーヴメントなんて作ってませんから。余所が作ったムーヴメントを買い入れて、自分でデザインしたガワに入れるだけで、メーカー名乗ってるんですから。有名なオメガやタグ・ホイヤーも、そうですよ(製品すべてじゃないけどね)。
なので、Knot がセイコーなどから機械の供給を受けることに何ら問題はありません。むしろ、セイコーの機械を使うことで信頼性アップですよ♪
ムーヴメントの開発費が要らないというだけでもコストダウンになりますし。しかも中間マージンを徹底排除。
それでも、よくもまー十万円でクロノグラフを出せるものだと感心します。
しかし、安いと言っても十万円。今の妖之佑には、おいそれと買える代物ではありません。
せめて、こんな僻地ででも名前を広めることに、ささやかながら協力させていただき、ここの時計が少しでも多く売れればいいなと。
事業が成功すればするほど会社が成長、製品も長寿、そしていつか妖之佑も買える日が来るかもしれない、という期待を込めるわけです。はい。
なお、セイコーのプレザージュにも、機械式クロノグラフが生き残ってました。
こちらは二十万円と普通の価格ですが、それでも生存していることは嬉しいですね。
まー、スイス時計となると平気で五十万、百万とかありますが、性能面で日本製と大差ないのですから、ほぼボッタクリ価格なんですよね(爆)。高いからこそ売れる、ってヤツでしょ。