(旧暦 如月十一日、初午、田打ち)

 うわ。
 セイコーの公式サイトから「メカニカル」のページが消えてる。

 探したところ、比較的廉価な機械式は「プレザージュ」に移動したようですね。
 ただ、アルピニストは、どこにもない。
 これはつまり。アルピニストは生産終了した。ということになりそうですね。

 残念ですが、最近はセイコーの「メカニカル」ブランドそのものに魅力が欠けてたから仕方ないっしょ。アルピニストとて、名前だけで中身は 6R15 。先代の 4S15 からはグレード・ダウンに相当する心臓部だったしな〜(品質が悪いという意味ではない。念のため)。
 海外向け製品である「5」のほうがデザイン面での選択肢が多く、しかも逆輸入ゆえに安価。いいじゃありませんか。……まあ、カレンダーの曜日に日本語がないのは微妙で、裏スケルトンも余計な仕様ですがね。たぶん、メーカー保障の問題もあるし。

 気づけば、ただでさえ少ない国内正規流通品の日本ブランド機械式が、さらに激減しています。
 グランドセイコー等々、逆立ちしたって手の届かないのは置いといて(笑)。
 プレザージュ・ブランドに移動した四万円前後の品々が、どこまで生き残るか(ただしオイラは、フォーマルやビジネス・シーン向けの品に興味がない)。
 あとは、オリエントスターが、どこまで踏ん張ってくれるか。メカ好きとしてワールドタイムは欲しいですけど、何せ先立つものがねぇ。(;^_^A

 機械式を応援したい気持ちは昔っから強いものの、とにかく経済的に余裕がないと難しいですよ。
 貯め込んだ大枚をはたいてスイス時計を、というのは利口な行為ではない。メンテのことまで考えると大金持ちでなくとも、せめて小金持ちでないとね。
 オイラにできるのは、せいぜいが逆輸入のセイコー5を求めることくらいかな(国内への応援になっとりゃせんが……)。5は、そのうち本当に欲しい。

 最終的な憧れは機械式クロノグラフではあるのです。
 が、↑でも述べたようにメンテという現実問題が大きく立ちはだかりますからね。
 三針式でも、けっこう費用がかかるのに。クロノグラフみたいな複雑時計では分解整備だけで、どんだけかかることか。おまけに、日本メーカーには、まともな機械式クロノグラフがないという事実(一時期、ブライツ・アナンタがあったけど、いつの間にか消えてたよ)。いや、あっても高いから。
 つまり、小市民には過ぎた願望なのですよ。ええ。