雨水、二の午 (旧暦 睦月四日)

 当初から悪役ヅラしてましたからね。北都首相が小者で終わることは容易に予想できてました。
 と同時に、東 vs 北の戦争を様子見だった西都首相が「ド」の付く腹黒だということも判ってましたとも。子供でも判る。

 その西都が北に侵攻したおかげで、どうやらグリスは戦兎の協力者になりそうな模様。
 で、これまた予想どおり新ライダーの中身は幻徳。現場復帰が早かったですね。奇しくも、内海と同じ勢力に身を置くことに。とは言え、以前とは上下関係が変わっているでしょうけどね。

 判らんのはマスターの真意。
 はっきり言って西都の味方でもないと思う。ラスボス気取りの西都首相とて、あっさりスタークに捨てられるはず。
 東のライダーが強くなったところで、北のライダーに肩入れ、北が強いと西に梃子入れ。そうやって三都のパワー・バランスを意図的に調整している感なんですよね。
 日本を三つに分断した張本人ですからねぇ……何を考えてんだか。

 万丈は東都首相と一緒にいますが、冤罪は晴れたのかな? 幻徳の失脚をもって事件解決? でも、スタークの言を戦兎が伝言するだけで信用してもらえるものかな?
 あるいは、貴重な戦力であるライダーの一人をローヤに入れるわけにもいかず、一時的に逮捕状の執行を停止している?
 ちょっと、このあたりが雑な印象ですね、本。