浅草観音歳の市 (旧暦 霜月十一日)

 整理してみよう。

 顔の無い男(?)が二人。
 夢の中でソウゴに「王になれ」と言った謎の帽子。
 そして、ソウゴに「ベルトを捨てろ」と言ったオーマジオウ。
 ともに劇中においてソウゴは相手の顔を見ているはずで、隠すのは視聴者に対しての演出的事情。つまり、すでに登場しているか、近いうちに登場予定のレギュラー・キャラである可能性が高い。
 夢に出てきた帽子は大叔父さん説が濃厚かな今のところ。夢だから記憶が曖昧で顔まで憶えていないという言い訳が成立するし。いや、さすがに鳴滝さんはないわー帽子の形違うしー。
 オーマジオウの顔は、自分の五十年後の顔なんて、はっきり判断できないよね。いや、老けても変わらない人いるけどサー。

 オーマジオウがソウゴに「ベルトを捨てろ」と言ったのは、歴史が確定しているから捨てるはずがない、もしくは捨てても結局またソウゴの手に戻る、という確信があるから。
 あるいは。
 このままソウゴがジオウを続けるとオーマジオウにとって都合が悪いから今のうちに捨てさせよう? …………あー、人々を虐げていたヤッターマン様が実はドクロベエだったって事がありましたっけ。……つまり、オーマジオウとジオウは別人? 説も成立しうるわけで。その場合、「忠実な僕・カッシーン」も騙されていることになるな。

 オーマジオウが「最低最悪の魔王」を否定し「最高最善の魔王」を自称するのは、皮肉や詭弁でなく本気でそう考えているからかもしれない。
 一年戦争みたく総人口の半分を死に至らしめた行為を「世界を救った」と主張するのも、そうしなければ全滅していたからかもしれない。
 とは言え、苦渋の選択をした者の口調じゃないけどね、あれ。

 とりあえず時間を止めて 2018年の“火の七日間”を防いでいるタイムジャッカーは案外、良い人たちかもしれん(アナザーの契約ぶりは乱暴だけどね)。
 が、彼らとて、オーマジオウの正体について完全に知っているわけではないかも。

 そして士も、真相を、そしてこの世界で自分のすべき事を知るべく、いまだ情報集めの途中っぽい(自分が移動するだけでなく他人をも自在に移動させられるって、チーターすぎる)。
 ディケイドは、ようやくライドブッカーを取り出してくれた。やっぱりディケイドの武器は、これだよね~。剣先を左手でなぞる仕草も懐かしい♪

 全体像を知っているのはウォズさんだけか。
 そんなウォズさんのネタバレを公式が、やってくれるとはね。あーゆーのは、やめたほうがいいと思うよ。「何が起こるか本編放送まで楽しみに待ってね♪」とするのが正しいと思う。