大根炊き、漱石忌 (旧暦 霜月三日)

 例えば、車やバイクのエンジン。

 新型ジムニーのエンジンが先代に引き続き DOHC だというのは、まあ仕方ないのかな。とは思います。生産効率ということですね。
 本当なら車の性格に合わせてエンジンも変えるべきなのですが、それを設定でまかない、全車でエンジンを共用する。コストを下げるには、やむを得ないでしょう。

 これもまたスペック信者だった昔、妖之佑は4サイクル・エンジンについては DOHC 以外に見向きもしませんでした。海外の名車たちが OHV ということを鼻で笑っていたほどです(汗)。ホンダが CX TURBO を出したときも不思議に思ったものでした(汗々)。
 今なら OHV をバカにする奴を叩く側ですけどね(笑)。ブルーバードの初代 SSS も、フェアレディ1600 も、初代シルビアも、そのR型エンジンは OHV でしたから、OHV が使えないエンジンなはずはない。むしろ使える。

 でも、昔の妖之佑は DOHC 信者だった。
 しかも、多バルブ信者でもあった。GT-R や Z432 の4バルブに憧れ続けていたわけですから。
 ミニカ・ダンガンの5バルブにも興味あったなー。

 しかし、よくよく考えてみれば、レースなどの極限走行をするわけでもない市販車に極端な性能追求なんて無意味なこと。
 二個で済むバルブを四つや五つにすれば、それだけエンジンはデリケートで華奢になる。これは道理です。
 常時高回転させるわけでもないのに DOHC にするのも、そこまでやること? って感じかな。
 実際には SOHC を積んでいたブルーバードの二代目 SSS が、ほぼノーマルでサファリ・ラリーを完走しましたし、改造版では優勝もした。フェアレディZも、DOHC を積んだ 432 より、SOHC の 240 のほうが過酷なレースですら上だった(排気量の差もあったけどね、こっちは)。箱スカも、GT-R より GT-X のほうが使い物になったと聞きますし。

 て言うか不思議なんですよね。
 そもそも、DOHC ってのはバルブ機構のパーツ数を減らして高回転での安定性を狙ったもののはずですよね。なのにバルブ数を増やしたら、せっかくの合理化が帳消しなんじゃないのかな。素人考えですけど。
 まあ、それ言ったら、そもそも複雑なバブルを持たない2サイクルやロータリーのほうが、よりシンプルな分、4サイクルより上となっちまいますが♪

 あー、ロータリー車、今更ながらに乗ってみてー。
 初代 RX-7 が一番気になるー。