(旧暦 神無月廿五日)

 名前を挙げたついでに。
 セイコー アルピニストの一覧もどき。

 1960年 ローレル アルピニスト。17石、5ビート、手巻。防塵。樹脂風防。
 1964年 チャンピオン 850 アルピニスト。cal.851(17石、5ビート、手巻き)。夜光。生活防水。耐衝撃。樹脂風防。
 1995年 アルピニスト。cal.4S15(25石、8ビート、自動巻&手巻)。簡易方位計。ルミブライト。20気圧防水。耐磁・耐衝撃。ハードレックス。
 2002年 アルピニスト。cal.8F56(ハイビート・クォーツ)。GMT針。パーペチュアル・カレンダー。簡易方位計。ルミブライト。10気圧防水。耐磁。サファイア・ガラス。チタン・ケース。
 2006年 メカニカル アルピニスト。cal.6R15(23石、6ビート、自動巻&手巻)。簡易方位計。ルミブライト。20気圧防水。耐磁・耐衝撃。サファイア・ガラス。

 海外向けのセイコー5スポーツの中にある俗称「アトラス」なる時計も、20気圧防水だの簡易方位系だのと、アルピニストの従兄弟くらいに言ってもいいと思われ(笑)。セイコー5ゆえ、耐衝撃は基本性能だし。
 これの心臓部 7S36 は 7S26 の改良版。で、その 7S26 に秒針停止機能や手巻き機能を追加したのが五代目アルピニストにも使われた 6R15 っつー経緯もあるし。アトラスがアルピニストの“近親者”であるという考えは、まちがっていないと思う。

 プロスペックス アルピニストは、デジタルゆえかヴァリエーション多彩なので、一つひとつ列挙する気になれない(笑)。実用品として優れていても、物欲は刺激されないし、たぶん所有欲と無関係なる存在。
 デジタル版アルピニストは、カシオ プロトレックの強敵であり、プロトレック以上に純粋な登山用ツールだと思う。

 また、お手頃な価格でアナログ式アルピニストの新型を出してくれないものだろうか。できれば機械式で。
 いや、プロスペックスだと高すぎるんだってば。(;^_^A