庚申 (旧暦 神無月十七日)

 リヴァイ兵長と、お掃除軍曹と、どっちが厳しいかな♪



 ああ、やっと一気観しましたよ。
 何つーか。たったの1クールで怒濤の急展開、てんこ盛りでしたね。
 NHKだからって遠慮も見えず、安心して観られました。


 えーと。

 サシャが、つまみ喰いしてて。
 サシャが、パンのようなものをシレッとカバンに入れてて。
 ハンジさんが、巨人の研究以外にも有能すぎてて。
 あれこれ知りすぎた調査兵団を中央憲兵が暗殺にかかって。
 立体起動装置の動きが超絶すぎてて。
 ハンジさんが、けっこう拷問得意だったりして。
 あの中央憲兵のおっさん、調査兵団とはルーツ的に関わりがあって(「下手に利口な教師」とか「牧場にいた売女」とか)。
調査兵団は負けたことしかなかった」りして。
 エルヴィン団長が、出来レースの裁判で死刑にされかかって。
 そこを逆手にとって、団長たちがクーデターを実行して。
 二期ではパッとしなかったツルピカ司令が策士ぶりを発揮して。
 一期に出てた、メガネ髭の総統が実は大変態だったりして。
 その頃、ヒストリアは父親である真の王様に説得され、エレンを喰おうとして。
 でも、けっきょく父親の身勝手さに気づいたヒーロー(笑)は、ヒロインのエレン(笑)を助けて。
 ヤケクソの父親が妙チクリンな奇行種になっちまって。
 サシャが泣き虫エレンに本音ぶっちゃけすぎてて。
 不細工バカデカ巨人をヒストリアが倒して。
 ヒストリアが王女に即位、新政権が誕生して。
 ミカサがヒストリアに何か物騒な事を吹き込んでて。
 サシャが教官にビビリまくってて。
 教官が訓練兵のエレンに厳しかったのには、ちゃんと理由があって。
 サシャが肉に過剰反応して巨人みたくなって柱に縛られて。
 ウォール・マリア奪還作戦が開始されて。
 EDが無茶苦茶になってて。

 俺たちの闘いは、これからだ! ってトコで四月まで待てと?
 早いと言えば早いけど。待つとなると、けっこう長いよ。


 明かされた謎部分は、ほぼ二期で出たことの確認でしたね。
 新たな部分は。
 巨人化能力者が他者の記憶を操作できると言う点。それで、人類が壁内に引き籠もる以前の歴史が残っていなかった。うーん、便利だ。便利すぎる。
 あとは、王家が巨人化の情報あれこれをちゃんと継承していたこと。こっちは想像できていた部分ですが。
 そして、アッカーマン家と東洋人は特殊能力者の血族で王家の記憶操作も無効。その混血であるミカサが素で強いのも当然。うーん、便利だ。便利すぎる。

 誰もが思ってたとおりストーリの軸、と言うか一連の元凶はエレンの父親でした。
 で、彼は、どうやら現体制下の仕組みをぶち壊したかったらしい。ために自ら巨人化して王家が持つ力を奪い取り、それをエレンに託した(父親の非道な行いという記憶を得てしまったエレンが発狂しないのは不自然だが、それも含めて力のなせる技か?)。
 その経歴とイェーガー家の地下室については未解明のまま、と。

「ん? メシかあ?」の爺さんは目をあけたまま眠れる特技ゆえに雇われたのかな(『進撃』のシリアス・シーンって、ところどころ絶妙なポイントで瞬間芸かましてくるんだよな~♪)。

 子安巨人、意外と歳喰ってるなぁ。
 誰かに似てる気がするが……気のせいか。



 つか。
 エレンたちが調査兵団に配属されてから、まだ数ヶ月という事実に驚いてます。