(旧暦 長月八日)

 砂漠をチョコマカと駆け銃を撃ちまくる、ちっこい女の子。ポンチョを被ったり被らなかったり。
 どこかで見た記憶が……そうか、小砂か。あー懐かしいな。



 それはともかく。
 これ、本編『SAO』より面白いかも。
 いえ、誤解を招くと怖いので補足しますと。
 本編には、いろいろな陰謀だの、ややこしい人間関係だのが交錯する分、どうしてもテンポ的に弱くならざるを得ない部分がある。それはそれで作品の魅力なのですが、娯楽作品という一点で考えるなら弱点になりやすい。
 比べて『GGO』は、そこまでややこしくはしない分、アクション描写にガッツリ重心を置ける。ここの有利さという意味。
 まーついでに言うとー、あっしは剣より銃が好きっスからねー。いやーホントにさー、GGOなんてVRゲームが実在してたら、ガチの廃人プレーヤーになる自信があるっスよ。好きな銃を選べて持ち歩けて撃てる。最高っしょ。
 まあ、私はヘタレなので対人戦闘は苦手ですけどね(たぶんチュートリアルでは最後の最後まで「クソ虫」呼ばわりされると思う)。どーせ殺られるばっかだろうし、そもそもその手のプレッシャーに激弱なメンタルですから。やるなら、たぶんモンスター狩りだけだろうな。対人は自衛のみ、かな。

 相棒のピーちゃん(FN P90)は、たぶん作者さんが原作に敬意を表して決めたな。キリ子さんの Five-seveN とは本来コンビになるべき銃だから。
 いいなぁ、私も好き勝手に銃器を選んで撃ちまくりたいよ。どれにしようかと想像するだけでwktk。

 一つだけ心配なのは、T-S のその後。
 あの空気読めない優勝は大顰蹙のはずで、もはや連中、GGO世界の中では大半を敵に回したと思われ。街も安心して歩けないかもよ。
 連中を批判しないのは、それこそ BoB 本戦に参加するレベルの上級者だけでしょ。
 あ? あのサイバーSFな戦闘服着てたから脱げば大丈夫? 甘い甘い。ネットの有志的情報部をナメたらあかん。下手すると一日でキャラ名とアバターがバレて、一週間もあればリアルすら暴かれるぞ。
 漁夫の利はバトルロイヤルの超定番策ではあるのですが、あの大会でやるには覚悟が要る。つまり、スッパリGGOをやめる覚悟、もしくはプロレスの悪役みたくブーイングを声援に脳内変換する覚悟。このどちらもない場合、優勝しても得るものはゼロ。総合的に大損だよ。なにせ相手は、ピンクの悪魔とは言え、すでにアイドル的存在ですから。それにたぶん、PM4 × LF は SJ2 でのベストバウトになってるだろうし。ったく、水差すなよな~。

 最後に。
 ちっこい女の子の百面相も正義ですが。
 高身長女子も正義だと思います。



 というわけで、録り溜めてたのを一気観したのでした。