納めの地蔵 (旧暦 霜月七日、山神祭)

 今年も能書きたれてみましょうか。



 現在のクリスマス・イヴは阿呆な男女が発情・合体する夜。

 庶民的クリスマスは、子供がサンタさん(の背後にいる親)に要求したアイテムをゲットできるイベント。

 キリスト教のクリスマスは聖誕祭。つまりキリストさんの誕生を祝う日。
 ここで重要なのは、キリストさんの誕生日ではなく、「誕生を祝う日」という点(クリスマスをムリクリ取り込んだが故の歪みだね)。

 キリスト教以前のクリスマスは冬至を祝う、民間信仰からきた年越しの行事。ツリーの飾り物が元々は生け贄だったことからも、土着性の強さが伺える。
 季節の切り替わりである境界線のためなのか何なのか、あたかも通知票を渡すが如く、良い子を褒めると同時に悪い子に罰を与えるべく、実は怖い精霊(赤黒のペア)が各家を訪問する。何度も言っているとおり、日本のなまはげさんたちに酷似しており、実に面白い。
 秋田の男鹿みたく、今でも黒サンタをやってる地域はあるのかな?