(旧暦 長月廿四日)

 そう言えば、どちらも宣弘社作品でしたっけか。

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20171112-00010000-otocoto-movi

 何十年も前の古い古い作品ですから、シンプルなリメイクやリブートより、こういうニコイチのほうが良い結果を出せるかもしれませんね。骨格を優先するのではなく、ストーリに骨格を合わせる感じかな。
 そう考えると、昨今のリメイクやリブートは、基本骨格をそのままに、現代に沿った追加要素を無理に上乗せするから地雷化しているのかもしれませんね。あと、「名作のリメイクだから、楽して売れるだろ」という制作の甘い見通しと。
 言っちゃあアレですが、昭和の特撮ヒーロー作品って大半はウルトラかライダーのパクリなわけで、オリジナリティって面では宿命的に弱かったですからね。今となっては名作群ですが、当時としてはパチモンだらけな雰囲気だったと思う、業界(苦笑)。そんな中では、宣弘社は必死に頑張ってたほうだとは思います。『シルバー仮面』も『レッドバロン』も、そして『アイアンキング』も個性を出そうと藻掻いていた印象(『アイアンキング』は、いささか、やりすぎ感もございましたが♪)。

 本気で面白い物を作るという攻めの姿勢なら、売れるといいですね新作。
 そうでないのなら、旧作を廉価円盤で安定供給してくれたほうが嬉しいし、それだけで充分。